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「場の主催学」@自由大学 第1期完了。

 キュレーターとして関わった「場の主催学」全5回が終了した。

”自分ならでは”のライフワークをつくりあげてきた「場づくリスト」の高橋龍征さんがそのライフワークに至るまでに培ったイベントやコミュニティづくりのノウハウを惜しみなく伝え、参加者は期間中に具体的な自分主催のイベントのテスト実施を通じて自走することを目指す。その過程で、フェースブックグループでの高橋さんからの100本ノックのやりとりもあり、贅沢な内容となっている。ある生徒さんのまとめはこちら

講座の結果については生徒さんからのフィードバックを待つとして、自分自身久しぶりに'自家発電'でないサポートをする立場でプロジェクトに参画したのは純粋に楽しかった。

ここで言う'自家発電'とは、自分で企画をして、自分で仲間を呼び込み、自分のモチベーションで自分と仲間のエネルギーを結集しながらプロジェクトを回していくこと。直近、ALIVEOTD、それにREVIVEと新企画の100DIVEなど、自分が言い出しっぺの複数のプロジェクトを同時に回している日々は、間違いなく充実している。

ただ、自分がやりたいことを自分のエネルギーの中で回していくことに少し疲れることもあるし、自己流のやり方の中でチームが疲弊することもあるし、またプロジェクト運営の中で尊敬できる仲間の自由な立場での関与に少しの羨ましさと少しの苛立ちとを感じることもある。


さて、通常の自由大学のキュレーターのお仕事としては、講義を一から企画して教授を連れてきて、広報や営業までやると言うもの。今回については、高橋さんの企画に乗って、キュレーターである私は複眼的な目で企画を参加者にとって有意義なものにしていくと言う、さらに自家発電しなくて良い立ち位置。

「自分のやり方以外の他の人のやり方を知り、幅を広げたい」
「一つのプロジェクトを単純に楽しみたい」
「高橋さんという人をもっと知りたい」

今回は、高橋さんの発電にのっかかるということに魅力を感じての参画となった。

もちろん自分だったらこうするなという違和感を感じることがなかったかといったらそんなことはないが、その違和感あるやり方での想定外の結果を見て今後自分でもやってみようと思ったことはいくつもあったし、またその違和感を手離してみると純粋にこの5回の講義とその準備を楽しむことができた。

それに何より、高橋さんや参加者、高橋さんが呼んできた多彩なゲスト、そして自由大学のコミュニティにつながれたことは大きな収穫だった。


『自由』。『平和』や『正義』『公平』などの絶対的な規範や価値観には今ひとつ興味を持てないひねくれた自分の中で、唯一と言っていいぐらい心から重要だと思っていること。『自由』を求めて、大学も仕事も人生も選択してきたような気がする。

自由とは、選べる選択肢のあること。自ら選ぶ選択肢を持つためには、学んだり、経験したり、つながったり、一歩踏み出したり、する必要がある。

たまたま今回は'自由'大学での講座の開設に、自分の自由度をます目的でキュレーターとして関わらせてもらったが、今回の講座を通じた場の主催に向けた学びで、受講生がご自身の選択肢を増やし少しでも自由になることができたら、関わった自分としても本当に嬉しいことである。

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