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100の地域ビジネスを立ち上げるために

100DIVEが始動した。3ヶ月にわたる大子町・信濃町・小海町のテーマに向き合って事業を提案していくDay1であり、今後100の地域ビジネスを立ち上げるビジョンに対する第一歩でもある。

日本最大級の異業種プロジェクトALIVEでの経験から、ある程度は参加者の没入に至るプロセスはつかんでいるつもりだ。しかし、大企業からの人材育成研修を目的としたALIVEと、地域と参加者がそれぞれ自分の意思で運営に関わる100DIVEではやはり違いはある。

まず、参加者。大企業からの人材開発部署の推薦で参加するALIVEでは、一定の割合で研修参加の意識にとどまる参加者も当初は見受けられるのに対し、100DIVEは自ら手をあげた地域テーマに興味のある人の集団。セッション1時点の集団としての意欲は全体として高く、没入という意味では100DIVEの方がやりやすい面がありそうだが、一方で高い意欲の集団はより高い意欲とのばらつきによるフリーライドやチームとして一体になれない危惧も少しながらある。また、ばらつきという意味では多様さはALIVEの比ではない中で、このダイバーシティをいかに力に変えていくか。

ゴールの違いも重要である。異業種だから新たな視点での提案できるALIVEは同時に異業種で自分の当たり前が通じない中での影響を与えるために自分を見つめ直すリーダーシップ育成のプログラムである。100DIVEも同様の意味合いはもちろんあるのだが、より地域で実装できるリアルビジネスの提案にしなければならないし、参加者や地域が一体となって終了後も実施していくチームも生み落とさないとならない。


最初の一歩は踏み出した。セッション1後も、3つのテーマの全9チームがすべて驚くほどのロケットスタートで飛び出した。徹底的にリソースが足りていない地域でのゼロから100のビジネスに昇華していく、地域と参加者と事務局のチャレンジは始まったばかりである。

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