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打破せよ。日常の予定調和!ーー旅人が旅先へ送るギフト

旅人と旅先はおたがいの乱数になれる

こんにちは、白波です。
今日は、POOLO JOBの課題「旅人として旅先に還元できることは何か?」について考えたことを共有していきます。

旅人は、旅先にとってはあくまで旅人で、外から来た人です。
だからこそ、旅人は外の人間の視点で旅先の魅力を現地の人々に伝えることができます。そして、旅人は外の刺激を旅先に持ち込むこともできます。
つまり、旅人は旅先の予定調和をこわす乱数になることができるのです。

旅人が旅に出る目的には人によってさまざまですが、中には乱数を探しに行くという目的があります。
具体的には、自分の日常の外に出て、ありきたりな毎日では向き合えない自分やアイデアに出会うことが該当します。

自分が乱数を探しに行った先で乱数になる。
そんな不思議なつながりができると私は考えます。

乱数のつながりを生むために旅人は何ができるかに着目して、以下の3つが考えられます。

  1. 郷に入っては郷に従ってみる

  2. 自分の感じたことの発信・共有

  3. 旅先との適切な距離感を保つ

この3つについて、これから説明していきます。

郷に入っては郷に従ってみる

旅先は、わたしたち旅人にとっては非日常の空間ですが、旅先に住む人々にとっては大切な日常の場所です。

せっかく旅に行くならば、地元の人の日常に寄り添ってみましょう。

旅先の文化に身を投じてみることで、旅人の自分と地域の人の距離が縮まります。

名産品のお店など地元のお店に入って、おすすめの食べ方を店員さんに聞いてみたり、旬な食材のおいしいものの見分け方を聞いてみたり。
お祭りのようなイベントであれば、旅人も地元の人も関係なく、お祭りを楽しむ人という同じ立場で話をすることもできます。

西表島のマリウドのご飯。
スタッフの作るご飯には島の食材がたくさん。

旅先の文化に身を投じることで、何を感じたのか、自分にとって何が乱数となったのか。
郷に入っては郷に従ってみる中で、しっかり自分の感性と向き合うことが重要です。

自分の感性の発信・共有

旅先の文化に身を投じてみて、何を感じたのか。どんな乱数が発生したのか。
それがなんとなくでも表現できると感じたら、それをぜひ旅先の人々に共有してみてください。

旅先に住む人は、その日常に他では得がたい大きな魅力があるということに気づいていない可能性もあります。
また、気づいていてもそれは外から来た人にとっても価値のあるものであると共有することで、地元を誇りに思うきっかけになりえるのです。

自分の感性を発信することで、地元の人から見た文化の見方や意外な裏話など、さらに文化を深掘りできるきっかけになるかもしれません。
その場合は、地元の人だけではなく、自分の発信によって自分も新たな刺激を得ることができます。

スイスで食べたトマトチーズフォンデュ。
あまりに美味しかったので、スタッフに材料を教えてもらった。

地元の人と適切な距離で関わる

何よりも大切にすべきことは、自分のことも守りつつ、旅先にとって誇りあるものや大切な日常を損なわないことです。

相手の文化に入り込むことは、自分の文化と異なることにカルチャーショックを受ける可能性もあります。
異なる環境で育った人と意見が異なるように、文化や慣習も環境、国によって大きく異なるものになります。

外から見た印象で、あまり良い印象を抱けなかったとき。
そんなときにも旅先にその感情を押し付けるのではなく、なぜその文化が根付いているかなど、根本的な内容に目を向けてみましょう。
自分との違いを見つけることこそ乱数の発見に必要なことです。

自分はあくまで旅人であり、外部の人間であることを忘れてはいけません。
それでも自分の意見を伝えたいときには、自分の身を守るためにも、しかるべきタイミング、伝え方、伝える人を選ぶ必要があることを忘れてはいけません。

まとめ

旅は、自分のいる環境を変えるのに最も手っ取り早い方法であり、環境を変えて何かをしたい人にはうってつけの方法です。
そして同時に、私たちもまた、旅先に影響を与えることのできる一人です。

旅人として、旅先に良い刺激をもたらすことができれば、旅先と素敵な縁でつながることができます。
私たち旅人にいつも良い影響をくれる旅先に最大の感謝を込めて、私たちにできることから返していくことで、よりよい刺激を互いに得られる関係を築くことができるようになります。

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