見出し画像

教育移住を終えてみて

表題の通り、息子の小学校入学に際して、東京は幡ヶ谷から長野県伊那市に移住した話を書いてみようと思います。

教育移住という言葉を知る

きっかけはモンテッソーリ教師あきえさんのオンラインコミュニティpark発足一年目。
運営メンバーとしてコミュニティ立ち上げに参画している際に、教育環境を主体的に選ぶ、「教育移住」という言葉をはじめて知りました。

海外では当たり前で、子どもの発達特徴に合わせて環境を選んでいく。学校側にも特色があって、それぞれ集客している。
という事実を知ったのがキッカケでした。

他人事が自分ごとになるまで


当初は他人事でした。

マンションもコロナ禍に購入していたし、裏が公立小学校で安全に通えるからそれで良いかな、と(自身も高校まで公立だったため)
お受験は子どもを抑圧してしまう可能性や親の負担を考えて選択肢しない結論でした。

そんな時、parkでオオタヴィン監督の「夢みる小学校」の話が話題になり、日本のオルタナテイブ教育の最前線を知りたいという好奇心で、吉祥寺のアップリンクに見に行ってみました。

きのくに子どもの村学園の話が中心の映画でしたが、子どもを尊重する、信じる関わり。子どもたちのイキイキとした表情。教育学的なエビデンス。

目から鱗でした。

これからの時代に必要だと考えていた「内発的動機を育てた先に、人生を自己決定できる子ども像」がまじまじと想像でき。
これは、他人事ではないぞ、うちも教育移住を検討したい! とアンテナが立ちました。

そしたら、以前お仕事でご一緒したことのある、じゅんさんが「教育移住された」とSNSで発信されており、映画でも登場した伊那小入学めがけてということでお話を聞きに行きました。そこで、詳らかに検討過程や実際移住してみてどうだったかの話を伺えて解像度が上がりました。(じゅんさんがいなければ、この選択はありえませんでした。本当に良くしてくださり、感謝です!)

そこからは、怒涛でした。

怒涛の学校検討と移住準備

自分ごとを家族ごとにするため、パートナーシップや家族の在りたい姿について話し合ったり。
関東圏でオルタナテイブ教育に力を入れている学校の説明会に申し込んでは話しを聞いて、志望校を絞っていき、良さそうな学校には子どもと見学に行ったり(息子に選択肢があることを知ってほしい)。
もし移住する場合の夫婦それぞれの仕事がどうなるか、住まいはどうするか検討したり。
コーチングを勉強して場所を選ばない仕事をできる素地を身に付けてみようとTHE COACHで学んでみたり。移住する可能性があることを具体的に職場に相談したり。

結果、行き着いたのが伊那小学校でした。

伊那小学校は公立ながら、体験学習に昔から力を入れていて、3年間同じクラスで探求型の学習をしていく特徴のある学校です。

タイムリーに公開された記事、移住の先輩ナオさんの考えと記事、大共感です。

移住してみての所感

▼良かったこと
・人がとにかく良い
・移住者が多い地域で、同じ境遇の、主体的に人生を選択してきた親御さんと出会える刺激
・自然が豊かで五感が拓く
・子どもがイキイキ遊ぶ姿が増えた
・食好きとして、困らない飲食店の数と質
・車さえあれば体験型のアクティビティが溢れてる
・アンテナが立ってなかったこと(車や自然)に好奇心が湧いてきた
・今後の人生、環境を主体的に選べれそう

▼大変だったこと
・ゴミ捨て分別
・新しい環境での登校
・車ありきの生活(17年ブランクあるペーパーだったため)
・雨の日の子どもの遊び場
・学区内の住まい探し

といった所感です。

まだまだ手探りで、地域の方や先輩移住の方や色々教えてもらいながら暮らしてます。
(いつもありがとうございます!)
新しい環境を家族で主体的に乗りこなして、楽しんでいきたいと思っています。

昨年、教育移住を検討していく中でなかなかこういった発信が少なく、大変だったので。
今後、主体的に教育が選ばれていく方の一助になればと願っています。

今後も教育移住関連、仕事での気付き等、発信していければと思います。

ではまたっ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?