部活をしてた頃のはなし

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

気づけば青い空の色も淡くなり、真っ白な雲も薄く引き延ばされて空に撒き散らされるような秋空になっていました。

夏の真っ青な濃い青と白い雲も好きですけど、秋や冬の薄くて淡い柔らかなあおいそらも大好きです。冬のいいところはなんと言っても夜の空気が澄んでいて星がよく見えること!住んでいるのは都内某所なので、中々灯りのない高台で星を眺める機会はありませんけど、いつかそういう場所に行きたいなと思います。

最近は北極星も明るく見えていて、早くオリオンが見えないかなぁと空を見上げながら帰路に着く日々ですが、こないだ自宅近くの人通りの少なく街灯が離れた道でふと足元を確認したら、野良猫とバッチリ目があってちょっとだけ恥ずかしくなりました。
空を見上げるのも程々にしてくださいね。


さて今回は、スポーツのこと。

体育会系といえば、厳しい世界で育ったと勘違いされそうなのですが、そこそこの厳しさとそこそこの手抜きの世界で育ちました。高いレベルで勝ち上がっていればきっと違ったのかもしれませんが、そこそこのレベルであれば、誇れるものもありません。
ただ、先輩と顧問が絶対王者で、土日は基本お休みなしで毎日のように部活、部活、部活。好きで始めた競技であっても、そりゃあ嫌いになるよねって思えるほどの漬物生活でした。

そんな中でも更にはチーム競技でレギュラーに入れない側の人間は更に凄惨だったかもしれません。いっそ、よくぞ今まで続けたねって思われても仕方がないと自負してます。

競技生活をしていた学生時代は、それこそ、漬物生活に嫌気が差しました。競技自体が嫌いになって、何度も辞めようかと思いました。それでも続けた事にもある意味驚きですが、今でもまだ競技に関わっていることにも驚いています。

勿論、関わっている、は少し大袈裟な話です。が、高校を卒業してから、10人いた他の部員たちは9割が競技から縁を切りました。後輩の応援には行きましたが、それも一個下が引退するまで。それぞれの生活やそれぞれの人生がありますから、優先順位などを考えたら、競技から離れるのも自由意志だと思います。

やりきったからもういいや。お腹いっぱい。

それもまたいい選択だと思います。未練たらたらで、過去を引き摺るよりはよほどいい。どちらかというと過去の縁を大事にしたい人間にとっては物寂しさがありますが、他の人のどんな選択も正しいねと思えるだけ、大人になったと思います。


レギュラーになった人たちは、やりきれたかもしれません。最後の試合に出て、一点でももぎ取れたならば、満足するプレーが出来ていたのなら、競技が嫌になるくらい向き合えていたのなら、『やりきった』という気持ちがわかったのかもしれません。

たられば、を並べても何も答えは出てきませんけれど、最後の大会、最後の試合で、一度もコートに立てなかったことが、多分人生に於ける一番の悔しくて腹が立って、虚しくて寂しいことだったんだと思います。今でも夢に見るほど。
コートの外で見る選手たちの姿は数メートルなのに、とても遠くて、孤独で、他人事だった。試合に負けて泣いてる同期の隣で一人、試合に出られなかった悔しさに涙した。


たられば、ついでにコチラを。叶えられなかった悔しさを創造の世界で叶えてもらうことにしました。

あの日があったからこそ

これは夢物語ですけど、夢を叶えた人たちに共通するのはやっぱり何が何でも『諦めなかったこと』だと思うのです。そう思うと、一つの競技に拘り続けること、未練でも何でも続けようという気持ちって、すごく稀有なのかもしれません。


叶えたかった夢は諦めてしまいましたけど、今度の夢は棄てずに続けていきたいなと思いました!
その為に、少しずつですけど物語を書き綴っていきます。

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