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英語学習の失敗。お金と時間を無駄にした話

ふとふらふら他の方のnoteを眺めていて、この記事にゆきあたりました。

「失敗談の共有」大切だと思います!
「こう勉強してペラペラになった」「これでTOEIC●●点を●ヵ月で達成」…成功体験やショートカットの情報は溢れてますが、なかなか失敗談はないんですよね。

英語学習を趣味にして7年ほどでしょうか。
役に立てるかもしれないと思い、わたしの英語学習失敗談を5つ。
反省度が高いものほど文字数が多いです。


意味もなくTOEIC対策に投資した

TOEICに取り組んでいる方ならご存知でしょうが、「TOEICで高いスコアを取る」と、「英語のスキルを上げる」は、似ているようでまったく別物です。

そもそもわたしは「好きなアメコミやドラマのセリフを他人の翻訳(フィルター)抜きで楽しみたい。そしてその感想を世界中のオタクと語り合いたい」という理由で英語を勉強しているので、TOEICのスコアって必要ないんですよ。

なのに、「みんなが受けているから」「スコア高いとカッコいいから」という理由だけで、TOEIC対策に必要以上の金額と時間を投資し短期間で200点以上点数を上げました。
(※noteに書いたのでよかったら読んでみてください。)

でもこの「TOEIC対策」をやっていた期間、わたしが上げたいと思っている英語力は、伸びてません。ゼロです。

数ヶ月かけて、お金もいっぱい使って640点→875点までスコアを上げましたが、体感なにも変わりませんでした。日常的に英語でコミュニケーションをとっている友人、オンライン英会話の講師先生、だれも変化に気づきませんでした…。

これって逆のパターンもありえます。

TOEICのスコアは日本社会では強い手札。
仕事や学校で「とりあえず最短で●●点以上とらないといけない」というニーズは多いはず。その場合、最適な学習方法はやっぱりTOEIC対策であって、「英語を使ったコミュニケーション力アップ」ではないんです。

TOEICが満点に近いハイスコア勢が勉強法を聞かれて「ビッグバンセオリーを英語字幕で観た」みたいな事を言ってるのを読んだ事は何度もありますが、あれは「短期間でTOEICスコアをあげる」ための学習法ではなく、モチベーションを保ったまま英語力を長距離走的に上げていく方法です。

ドラマを日本語字幕なしで観たり、オンライン英会話にトライするのはTOEICのスコアを上げるマイナスにはならないでしょう。
でも、「夏野菜カレーを作りたいから野菜を育てる」くらい遠回り、お勧めできません。

費用はもちろん、あなたの時間も限られたリソースです。
TOEICのスコアのためか、それ以外のためなのか、ざっくりそれだけでも「英語を勉強する理由」の見極め大事です。


効果的に効率よく勉強しようとしすぎる

世の中には魅力的な「英語学習法」いっぱいあるんですよ…。
なにせ国際言語なので、日本人だけではなく世界中のいろんな人が英語を勉強しています。
そういった学習者をターゲットにして、ありとあらゆる研究者・講師・会社が「最も効果的な学習法」を研究し、商品としてあなたに売りつけてきます。

カランメソッド、フォニックス…やったやった。
色んなアプリやWebサービス試した試した。

英語学習はダイエットと同じ「これを飲むだけで簡単に痩せられる」なんてありません。コツコツと地味に積み上げていくしかないもの…。
でも、なんだか伸び悩んだときや、新しいメソッドに心移りしてしまう…

効率のよい学習法より、金銭的にもモチベーション的にも「あなたが継続できる」学習法が最強です。


教材・本を買いすぎる

一個上の「効率よく学習」とほとんど同じなんですが…

教科書とか参考書って買うだけで達成感ありますよね…
買うだけじゃあかんのじゃー!!

振り返ってみて「役に立った」「読み込んだ」本は3冊くらいです。
買うことよりも、使う・読むことが大事。

英語学習系YouTubeチャンネルを観て勉強した気になる

YouTubeの「英語学習系」面白いけれど、あまり英語の勉強にはなりません。それに、時間泥棒…!

日本人運営のものも、帰国子女運営のものも、ネイティブが運営するものも、結局は再生回数ベースのエンタメビジネスです。

エンタメはエンタメとして楽しみましょう!

「英語学習」とはまったく関係ない、自分の好きな興味のあるジャンルの動画を英語でみるのはオススメです!ボキャブラリーがガンガン増えます。


固定のネイティブ友人・講師とばかりつるんでしまう

友達や講師との付き合いって長くなると、お互いにツーカーになってきて(ツーカーって若い人もう使わないって本当?)、結構ぼろぼろの英語でもコミュニケーションが成立してしまいます。
向こうがだんだんこちらのブロークンな英語や発音の癖に慣れてきてしまうんですよね。

そして、コミュニケーションが成立しはじめると、努力しなくなるんです…。

オンライン英会話の講師も、仕事としてやっていますから我慢強いですし、一生懸命聞こうとしてくれますし、日本人のアクセントにも慣れています。

オンライン英会話や友達との会話には困らなくなってきて「わたし英語ペラペラじゃん?」と思っていたら、たまたま他の人と話した時に「何言ってんだコイツ」みたいな顔をされる。…あるあるです。

定期的に言語交換チャット、日本人の英語に慣れていないひととの会話にもぐりこんで、初対面の他人とはなすの、だいじ。

留学なし、日本国内だけで英語を学習するのはそれほど難しくありませんが、「相手が訛ったブロークン英語に付き合う気がない」状況での英会話を強いられる「現地に住む」は、やっぱり強いんだろうなと思います。


あれこれ失敗はしたけれど、結局
語学に近道はなし!

「その失敗わたしもやらかした笑笑」という方がいればぜひコメントくださいね!

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