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仮交際で毎日LINEを交換したい女性

待ち合わせが千葉駅というから、東京に比較近いところにあるんだろうなと電車に乗ったところ、船橋や津田沼より遠くて、お相手の家の付近とはいえ、こんなところまで行かなければならないんだろう憂鬱な気分で電車に乗っていた。

スペック

  • 31歳

  • 千葉県西部在住、地元は埼玉

  • 薬剤師

  • 年収500万円

見た目もよく、遠いながら千葉駅まで行ってよかったと思った。
千葉駅に隣接しているそごう内にゆったりできるダイニング兼カフェがあったのでそこのソファー席に陣取って話をした。

お世辞が嫌いな女子なんて大抵嘘

彼女は薬剤師の仕事にやりがいを感じていて、趣味の音楽活動にも積極的。捲し立てるように自分の体験、その時に感じたエピソードを話し続けた。
相槌を打っているだけでいい楽なゲームだなと内心ほくそ笑みながら聞き、時には興味があるように質問をしたりした。

話の終盤には、「言葉の表現が上手で、職場の人間関係にも気を遣っているのでは?」と1ミリも思っていない褒めと相手が気持ちよく話せそうな質問をするとそのアンサーを彼女が15分ほど喋って、その日はお開きにした。

プロフィールに「お世辞が嫌いです。正直に向き合いたいです」と書いていたのだが、これをそのまま受け取ってはいけない。

過剰に褒めると逆効果になるし、男は舐められて非モテムーブになりかねないのでそこらへんの塩梅が難しい。
左ジャブのような相槌、喋りやすい質問と相手の言ってほしい芯を突くお世辞という右フックで沈めてあげるのがいい。
言い方は悪いが女を舐めてかかるぐらいで婚活ゲームを乗り切った方がいいと割り切っている。

とりあえずの「仮交際」

迷ったら仮交際にしている。
1個でも良い点があって、また会っても良いかなと思ったらとりあえず、仮交際を希望する。

容姿もそこそこよく、仕事もきっちりしている。何より年収も平均値以上だから一生を共にするパートナーとしては悪くないと思った。

今回は相手にこちらの意図通り、試合運びができたのもある。なんなら当日、彼女は僕が住んでいる都市に住んでもいいとまで言っていたので、こちらに興味があるのは確信できていた。
翌日、こちらが交際するを押した瞬間に仮交際が決まった。

早く会いたい

12月2週目に会って、仮交際が始まった。

以降、年末まで週末は平均5アポあったし、無理すれば夜会えなくもないが船橋〜千葉駅まで行かなければならないのはキツかった。そこまで優先順位が高くない相手なんで、無理するつもりもなかったのだ。

年内は仕事が忙しく、年明け時間に余裕ができてから会おうとLINEを送った。
そうすると、「オンラインで会いましょう」「会えない時は1日1往復、LINEのやり取りがしたい」と来た。

あー、これはしんどい。
マッチングアプリ疲れしているのに、ここでもメッセージ交換を強要されるのかと思い、放流した。
仮交際なのに重く感じてしまった。

最後に

今回は相手に会いたい、LINEが欲しいというのが耐えられなかったが、逆もある。
男側の追いLINEでプッシュしたり、次に会える日を催促するのも相手から、めんどくさいなと思わせる原因になる。

真剣交際まで行かない仮交際という微妙な関係性だと、頻度の高いやり取りはリスクがあると思う。

基本的にはアポ取りのLINEのみ、アポだけの内容だとエグいので共通の話題を1つくらいは入れたやり取り。数日後に行きたい店について聞き取りをして、アテがあれば店を2つ提案する。その後、会う週に1度くらいは適当な話題と当日よろしくお願いしますLINEくらいにしている。

その後に会って、仲良くなればやり取りを増やしてもいいし、初手に近ければ近いほど慎重かつ嫌われない振る舞いが大事だ。

脳神経外科の手術のように繊細に、かといって行動しすぎないのもよくないバランス感覚が大事で、この辺は経験しながら見極めていくしかない。営業経験ある人はこういう押し引きに慣れていると思う。


今回は僕がギブアップしたが、逆になることもあり得る。押しすぎて引かれたり、押さなすぎて興味を失われたり、男女関係って個々の感覚によるので難しいが、こういう駆け引きをうまくできると少し楽しくなるのかもしれない。

序盤からあまりのめり込みすぎず、少しずつ距離を詰めていくぐらいが無難だと思うのだけどどうだろうか。


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