見出し画像

親子で行く ヨーロッパ鉄道の旅#07 ニュルンベルク〜プラハ

五日間滞在したドイツを離れ、今度はチェコ・プラハへ向かいます。
ネットで予約したチケットがニュルンベルク〜ヘプ〜プルゼニ〜プラハと二回乗り継ぎのある経路。
母親を連れての旅ですし、ちゃんと辿り着けるように頑張らなければ!と気合をいれていたせいか、今回の旅行中一番気疲れした道のりでした……。

出発してから少し経って、車内放送が流れました。
ドイツ語と英語で流れるのでなんとか聞き取れましたが、どうやら前側の車両と後ろ側の車両で行き先が変わる模様。
予約席だし大丈夫だろうと思いつつも、ざわつきだした車内の様子に不安が煽られたので近くの席にいた男性に聞いてみると、この車両はヘプまで行くとのこと。とりあえず終点までは安心して乗れると分かり、肩の力が抜けました。

ヘプについたら、次の電車が来るまで一旦休憩。
プルゼニまでは指定席のない普通列車ですが、プラハからは席を予約しているので、次の列車に乗り遅れるわけにはいきません。
母親と雑談しつつ、予定時間と電光掲示板をチェックしながらひたすら待っていました。

ところが、時間が近づいてもなかなか乗車するプラットホームが掲示板に表示されません。
時間が遅れることに関してはよくあるのだろうと思いつつも、日本方式に慣れている身としては、到着するホームがすぐに分からないのは困りますね。重い荷物を持って移動するので余計に。
ようやくホームが分かり、乗り遅れないよう急いで列車に乗り込みました。
プルゼニまではなんとか辿り着けそうです。

無事プルゼニに到着。電光掲示板を確認すると予約している列車の到着ホームが書いてありました。
到着時間まで、ホームの椅子に座りながらしっかり休憩。もちろん時間はちらちら確認しますが、列車がどこから出るのか分かっているだけで気持ちはだいぶ落ち着いていました。
が、ここで問題が発生。しばらく待ってもホームに設置された掲示板(次の列車が表示される)に、乗る予定の列車が表示されません。
発車予定時刻まで後10分程度になっても何も表示されず、これはまずいと近くのホームに止まっている列車を確認しますが、違う列車でした。
それなりに大きな駅なのでホームの数も多く、乗れないかもしれないという焦りもあって右往左往していると、母が通りかかった男性に声をかけてくれました。

その男性が携帯で確認してくれたのですが、どうやらホームが変更になったらしく、しかもそれが線路を挟んで向かい側とのこと。
全力でお礼を言い、列車が到着している様子はなかったですが、すでに予定時間は過ぎていたので慌てて教えてもらったホームへ向かいました。
ホームに着くと、掲示板にはしっかりプラハ行きの列車が表示されていて一安心……。
結局列車が到着するまでまだ暫くかかりました。
定刻通りに到着しない列車に感謝することになるとは、旅行を計画した時には思いもしていませんでした。

プラハに到着してからは、下調べのお陰で難なくホテルまで行けました。
デンマークからドイツへ向かった際もそうでしたが、国を越える移動はなにかとトラブルがつきものなのかもしれません。
この日は市内中心部を軽く散策し、翌日のためにゆっくり休むことにしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?