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親子で行く ヨーロッパ鉄道の旅#20 コペンハーゲン

翌日は完全移動日のため、実質旅行最終日。次に来ることができるのはいつになるのか分からないので、できる限り楽しもうと思います。それなりに長くデンマークにいましたが、コペンハーゲン観光はほとんどしていなかったので、新鮮な気持ちで回ります。

朝、ホテルの朝食が始まる時間に朝食会場に向かうと、扉が閉まっていました。フロントのお姉さん曰く、まだ準備ができていないので少し待っていて欲しいとのこと。少しして従業員の男性が扉の鍵を開けてくれたので、とりあえず中に入ってテーブルで待つことに。
しばらくすると、慌てた様子の女性が入ってきました。どうやら彼女が遅刻してしまったために準備が間に合わなかった模様。あぁ、デンマークだなあ、と思いました。

朝食を食べたら、まずはコペンハーゲンの目抜き通り、ストロイエへ向かいます。
中央駅からチボリ公園の方面に向かい、市庁舎へ。バシバシ写真を撮る母と一緒に写真を撮って、ストロイエに入ります。
それほど朝早くはありませんが、さすがにまだやっているお店は少ないです。帰り道で買い物をする予定なのでどこにどんなお店があるのかを確認しつつ、まだまだ人通りの少ない通りを抜けました。

次に向かったのはローゼンボー城です。小さなお城ですが、目の前には広い庭園が広がっています。観光客もいれば散歩中の地元の人もいて、人気の観光地でありお散歩コースというイメージです。天気がよかったこともあり、写真を撮りながら少し休憩をしました。
ローゼンボー城を出て少し歩くと、ニューハウンが見えてきます。デンマークで一番人気の観光地と言っていいのではないでしょうか。
デンマーク語で「新しい港」という意味で、その名の通り小さな人口の港です。細い港の両側にカラフルな建物が並ぶ光景は写真で見た通りで、本当にあったんだなあと少し感動しました。

ニューハウンで思う存分写真を撮ったら、アマリエンボー宮殿へ。
デンマーク王室の居住地で、毎日ではありませんが現在も女王が居住しています。
広場を囲うかたちで宮殿が建っていて、うち一つは博物館になっています。
下調べが不足していて見られなかったのですが、女王滞在中は毎日正午に衛兵交代式が行われているようです。

最後に向かったのが、カステレット要塞です。
名前から分かる通り要塞として使われていた場所で、現在は一部を軍事施設として使用していて、それ以外は一般に開放されています。人魚姫の像があることでも有名ですね。
敷地内の公園は緑にあふれていて、ローゼンボー城と同じく散歩に最適な環境でした。のんびり歩いて人魚姫の像を写真に収め(ここだけ観光客が固まっていました)、来た道を戻ります。
帰り道ではストロイエでお土産を買ったり、人通りの多くなった市庁舎前の写真を撮ったりして街中を歩き回りました。

その日の夜は丁度タイミングよく、チボリ公園で花火を打ち上げる日でした。全く調べていなかったので夜中に突然打ち上げ花火の音が聞こえて驚きましたが、チボリ公園側に窓があったため、ホテルの部屋から花火を楽しめました。
なんだか得をした気分で最後の夜を終えることができて、母の初海外旅行もとてもいい思い出になったのではないかと思います。

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