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ガチのガチ中華も忘れないでね

今話題のガチ中華について、ずーっとモヤモヤし続けているので、思い切って書き付けることにしました。

この数年話題のガチ中華。
基本どれも麻辣アレンジ多めだけど、美味しい!好き!
米もビールも進む。わかる!!
かなり昔だけど、中国住みだった私が嫌いなわけがない。
でもだからこそ、この”ガチ中華” について思うのです。

日本のメディアを見ると、今まさにこの時代に中国で流行っていて食べられている中華料理 =”ガチ中華”  という定義は、はいそれは正解!

でも今この時代の中国で流行っている中華とは? と深堀すると、それはつまりガチ和食=サーモン寿司と答えるようなものなんですよ。

今日本で子供達に「お寿司といえば?」と聞くと、”サーモン”が1位なんですってね。つまり彼らにとって和食の代表お寿司=サーモン。
そのようなことなんです、簡単に言うと。

私も好きですよ、特にオニオン乗せたサーモンマヨソース寿司。いつも頼んじゃう。あれも和食と言えば和食よね。寿司だし海苔も使ってるし、刺身を使ってるし。間違ってはいない。
この同じ理論が ”ガチ中華”なのですよ。

先日、中国に住んでいた頃の先輩夫婦(50代)が来日した時、中国国内でも料理の地域性が失われて、押し並べて麻辣味なのが寂しい・・。しかも年々辛くなって舌がおかしくなりそうだけど、子供は夢中になってるのよね。私たちも年取ったのかしらとぼやいてました。。

この日本における"ガチ中華"は、今この時代の中国の味。
それももちろん悪くないけど、その前の、ガチのガチ中華があることを中国国内の若い人も忘れてきているようで、それもさみしい。
そして同時に私も忘れたくないし、知ってほしいと思うのです。

そんな”ガチ”の”ガチ中華”は日本にも数少ないけれどいくつかあって、書いてたら行きたくなってきたわ、もう中国でもなかなか食べられないガチの味を。

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