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好きを仕事に?

仕事時間は一日の1/3、だから好きなことを仕事にしたほうがいい。
いやいや、好きなことは仕事にしないほうがいい。
最近どちらも聞きますね。

今朝、電車に乗り合わせた新入社員集団の会話、「私はあの仕事がやりたい、先輩の考えが偏っている気がする、〇〇を学びたいけれどここで本当に大丈夫かな?・・・」聞いていて、ふと考えてしまいました。
彼らはとても具体的に考えていて、今の子ってしっかりしてるんだなと感じる一方、むしろ具体的過ぎて、まだ給与ももらってないんだから、もっと力抜いたほうがいいよ!と思ったぐらい。

私は大学時代、社会で働くとは何ぞや?と実感すら持てないぼやぼやした学生でした。しかも私が就職したのはバブルがはじけて就職氷河期が始まってすぐの頃。女性は一般職と総合職というくくりで分けて採用されていた時代です。
入社後も、”寿退社が憧れ”と、”好きな仕事で自立する女性ってかっこいい!”という価値観が同性の中でもせめぎあう、そんな端境期でした。

もう20年以上、チクテク働いている今の私が思う事。
どっちもいいと思う。正解は無い。でも好きなことを仕事にできたら常にスキルアップできるチャンスに恵まれるからその意味ではステキかなぐらいに思う。

でも一人で完結する仕事って殆ど無いから、先ずは若い時こそ好きでなくても、寝る暇惜しんで何か死ぬ気で精一杯やる経験を持ってほしいな。それがある人は強いと思う。(あ、これ昭和のパワハラか?!)
それから初めて、誰とどんな環境で仕事をするかが大事なんだと分かってくるはず。
で、その後やっとその好きを仕事にするかを考えればいいと思ってしまうのです。

そして、仕事って実は働くほどに分かるんだけど、自分の想像の100倍ぐらい職種ってあるんだよね。
だから、もし既に仕事で好きな方面があるならラッキー!。ピッタリでなくともそれから絶対に離れずに、求められた仕事を着実にこなしていくこと。
特に好きなことが仕事にないなら、日々の仕事をどうやって高められるかを考えればいいと思う。そうすると、絶対に見ている人がいて、引き上げてくれるはず。

そして人生は仕事だけではない。
仕事以外の趣味、好奇心をとことん磨いたり、本当の友達(善友)とだけ豊かな時間を過ごして、飲み食べワイワイするのがオススメ!
ぎゅうぎゅうの丸の内線で新入社員をほんわか見ながら思うのでした。
みんなが自分なりの形の幸せをみつけて、人生を満たして欲しいね。

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