見出し画像

「”資産所得倍増プラン”の要点」


おはようございます。今日のニュースです


Point
・国民の資産を貯蓄から投資にすることで市場活性化と所得倍増を狙う
・NISA関連の改訂が1番の大きな政策
・NISAの6つのポイントは
 ①「つみたてNISA」に一本化する
 ② 制度自体を恒久化する
 ③ 非課税保有期間を無期限化する
 ④ 限度額を拡大する
 ⑤「成長投資枠」を設ける
 ⑥ 対象年齢を未成年まで拡大する



感想

日本の家計の現金預金資産合計は約2000兆円に昇り、金融資産についてアメリカやイギリスに大幅に遅れを取っている。日本の貯蓄を投資に移すことができれば、その分が市場に投入される訳であるから市場活性化に繋がる。また、NISAの拡充に重点を置くことで長期的に比較的安定した運用を実施することもできるためリスクが少ないことがメリットである。

このニュースを見て感じたことは、貯蓄から投資へのシフトチェンジは想像より難しいのではないのかとい思った。確かに、金融リテラシー向上のため高等教育に金融教育を実施すことや金融教育を実施した企業に対して法人税3〜4%の減税することは有効かもしれない。しかし、本当に資産を持っている層は高齢者ではないだろうか。投資の主なボリュームゾーンは中年層のように思う。実際、私の周りのサラリーマンは生活費が厳しく投資にお金を回す余裕がないと言っていた。また、高齢者に取って、長期的な積み立てがどこまで響くかも分からない。私の父は60歳を迎える前に投資を始めたが、NISAのようあん運用形態ではなく、アクティブファンドを選択して運用している。このように、中高年に取って長期投資の安定性が良い政策のように思えるのかが疑問である。そのため、1番メリットがある若年層によりNISAについての理解と実践を心がけてもらう必要があると思う。そのためには、抜本的な給与の増加が必要である。労働生産性を向上させ、賃金を増加させる。賃金が増えれば、所得が増加し、投資に回せるお金が増加する。このように、上手くはいかなくても貯蓄から投資のシフトチェンジの前に賃金の上昇が必要なのではないかと個人的には思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?