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ジャが凄すぎて

今回は仕事もマネジメントも君子も関係ない、ただの趣味の話(笑)
一度書いてみたかった(笑)

 僕はザック・ランドルフを好きになってからNBAを見始めて、そこからメンフィス・グリズリーズファンだが、ファンながら言うけど、メンフィスは玄人好みの、地味なチームだった。特にジーボ(ザック)達が居たグリット&グラインドの頃はね。
 そもそもメンフィスはビッグシティじゃない、というか田舎だし。お金ないし。プレスリーくらいしか有名じゃないし。

 しかし今、突然変異が起きている。
 華やか!そして強い!ウエスタンカンファレンスで3位(2022.3.5現在)。

 その主たる要因が2019年ドラフト2位、同年新人王のジャ・モラントだ!

 そのスピード、ジャンプ、ヘジテーション、スキル、コートヴィジョン、クラッチプレーetc。もうファンタジスタ!
 一度もバスケを見たことない人でも彼のプレイを見たら好きになってくれるはずだというぐらい華がある。

 それよりも何よりも好きなのはハート。

 実は2021年前半、チームは勝率5割という成績だったところ、ジャが怪我し欠場した12試合を10勝2敗という好成績で切り抜けた。しかもジャが復帰したあとの2試合は負けてしまった。

 このことからこともあろうに「ジャ不要論」が展開されてしまった。
 敗戦の試合ではジャはメンフィスのファンから「もっと休んどけ」という辛辣なヤジを受け、これにはジャも凹んでいた。

 僕はこの記事を見たとき、勝手にジャの心情を慮って「辛いだろうなぁ」と同情していた。もしかしたらここからメンタル不調に陥ってしまうんじゃないかと。

 しかし。とんでもなかった。

 ジャはそこから11連勝を記録し、球団新記録を樹立したのだ!
 その時の対戦相手は現在のウエスタンカンファレンス1位のフェニックス・サンズも、同2位のゴールデンステイト・ウォリアーズなどの強豪もいた。つまり格下ばかりを相手に11連勝したのではなく、上位チームも食いながら球団新記録を打ち立てたのである!
 中でもリアルタイムで観戦していて強烈に記憶に残っているのが2021.12.28のフェニックス・サンズ戦の残り0.5秒のジャの逆転クラッチシュート!これが出来るからエースなんだと言わんばかりの!!

 この連勝はジャからのメッセージだ。
    言葉ではなく、行動での。しかも「結果」を付けての、自分を不要だと言った外野たちに対するメッセージだ。

  曰く、「黙れ。」

    いやぁ、かっこよすぎるわ。。。
 きっとスーパースターの本当の力は、身体能力やスキルやセンスではなく、「自分を信じる力」が圧倒的であることなんだと思った。

 NBAほどのリーグになるとプレイヤーは全員、巨人のごとき体躯に、身体能力は化け物。スキルやセンスも異次元の世界。
 そんな超人たちの中でもスーパースターは一握り。そしてただの超人とスーパースターを分けるのは圧倒的に自分を信じているかどうか。信じられるかどうか。
 超人といえど、そこはさすがに同じ人間。調子が良いときもあれば悪いときもある。外野からのノイズも大きいし、アンチもいる。自分の力を疑うシーンはいくらでもある。
 そんな中でも、どんなにうまくいかないときでも自分を信じ続けることが出来る人がスーパースターになるのだろう。

 そういえばマネジメントもバスケに似ているところがある。(ただの趣味の話を書くと言っていたのに結局マネジメントの話(笑)病気だね(笑))

 マネジメントでもうまくいくときとうまくいかないときが必ずある。
 バスケでも、シュートが入らない・ルーズボールは全部相手の方に転がっていく・味方との呼吸が合わない等々、何故か何をやってもうまくいかないときがある。
 それを僕は「我慢の時間帯」と呼んでいる。

 マネジメントでもうまくいかないときは自分に言い聞かせる。

 「今は『我慢の時間帯』。分水嶺はまだ先。必ず潮目はこちらに向いてくる。」

 僕はスーパースターではないけれど、出来るだけ自分を信じていくよ。
 ジャみたいに。

Beyond Grit


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