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17節アストン·ヴィラ戦振り返り

現地時間3月24日18時45分(遅延により19時30分)キックオフのアウェイアストン·ヴィラ戦を振り返ろう。

スタメンは以下。

アストン·ヴィラ戦スタメン

予想とは左WGにフォードではなくラカスを、トップ下にマヌンを置いてリトルを1列下げた点が異なった。

非常に評価の難しい試合だったであろう。

前半のアーセナルはいつもの悪いパターンに陥ってしまった。ボールを「持たされる」もサイドから放る単調な攻撃が多く、課題のセットプレーも精度を欠いて。

シュートは数多く打てどもビッグチャンスと呼べたシーンは少なく、ヴィラの守備陣が対応出来るものが多かった。

引いて守る相手を崩しきれない今季のアーセナルを象徴した前半だった。

そして、それを更に象徴するように先制を許してしまう。

35分:ロッテとマッケイブの間にスルーパスを出され走り込んだアドリアーナ·レオンがフリーで折り返すとエミリー·サロモンが綺麗にコースへ流し込む。

コミュニケーション一つで防げた失点だったように思う。レオンに対してもロッテにマークに付くよう誰かが声掛しておけばフリーで折り返されることはなかったはずだ。

いずれにせよ前節の完敗を受けた試合で綺麗な形でゴールを奪われるのは良くない流れだ。
失点後にピッチ内で円陣を組んで話し込んだようにかなり切迫した危機感があったのではないかと思われる。

アーセナルは深い位置から折り返す形にやや拘りすぎているように感じられた。勿論DFを後ろ向きにひっくり返すことは効果的な攻撃だが、守備に人数を割かれてしまうとPA内に余程の精度の高いボールでない限りピンポイントで合わせるのは難しい。

縦に速いスルーパスやアーリークロスのように守備陣形が整う前にゴールを狙う形を増やしても良いだろう。

HTでの交代はお互いになし。

前半と変わらず攻めるアーセナルだがなかなか得点には至らない。しかしラッキーな形で同点に追いつく。

54分:高い位置でボールを奪いルッソが強烈なシュート。こぼれ球をペローヴァが確実に決めて同点。
ルッソのシュートも決まっておかしくないシュートだった。
どちらかと言えばハイプレスで奪ったと言うよりはヴィラが自陣の低い位置でリスクを冒して繋ごうとした結果のミスなのでラッキーな形ではあった。

とは言えこれで振り出しに戻すことに成功した。

ヴィラにとっては非常に勿体ない失点だったためか、この後のヴィラは次第に集中を欠くシーンが目立ち始める。

アーセナルは畳み掛けたいので先手を取る。

66分:
ラカス→フォード
マッケイブ→キャトリー
で左サイドを活性化。

70分:
マヌン→ブラックステニウス
でストライカーを追加。

しかしなかなか、得点には至らない焦れる展開が続く中ようやくこじ開ける。

84分:CKの跳ね返りを繋いでルッソが中央へクロス、中で残っていたロッテが頭で決めて逆転。アーリークロスにヴィラの守備陣が対応出来ていなかったので良い攻撃だった。

次は縦に速い形で追加点。

86分:裏へ走ったブラックステニウスへのウィリアムソンのフィードは1度弾かれるもそれを拾ったミードが再び裏のスペースを突いたブラックステニウスへ。
ブラックステニウスが一度は転びながらもすぐ起き上がってシュート。これで勝負あり。

前半には見られなかった縦に速い攻撃やアーリークロスなどが後半には見られ、ヴィラの守備陣は明らかに対応に苦しんでいた。

結果こそ先制されてラッキーな形で追いつき、80分すぎまで逆転出来ずにいたかもしれないが内容的には妥当な勝利だったと思う。

ひとまず前節の完敗を引きずりズルズルと連敗しなかったので結果的には問題ない。
内容も課題こそあったが修正して立ち直れた点はポジティブだ。ウェルティの負傷は痛いものの久しぶりのルッソとブラックステニウスの併用が機能するなど好材料も多い。

スタメン予想はまた別の記事で上げる予定だがおそらくこの試合のスタメンがベースになると思われる。

次はいよいよコンティカップの決勝だ。現実的に獲得出来る唯一のタイトルなだけにここは絶対に優勝しなければならない。

以上リーグ17節アストン·ヴィラ戦振り返りでした!

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