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コンティカップ準決勝アストン·ヴィラ戦振り返り
現地時間3月6日19時15分キックオフのコンティカップ準決勝のアストン·ヴィラ戦を振り返ろう。
スタメンは以下。
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最近予想が外れてばかりなのはご愛嬌だが、一番のサプライズはやはりルッソのウィング起用だろう。
これまで試合途中でウィングに回ることはあったものの、スタートからは初めてだ。ラカス、フルティグ不在の中でフォードをジョーカーとしてベンチに置いておきたい狙いもあったかもしれない。
開始早々に試合が動く。
8分:マヌンのスルーパスを上手く引き出したブラックステニウスがニア上に豪快に蹴り込む。彼女らしい裏の取り方、斜めのランニングの上手さが光ったゴールだった。
さらに立て続けに連続得点。
11分:ミードがファーサイドのルッソにクロスを送るとルッソが身体を張って中央に折り返し、最後は再びブラックステニウス。
ルッソのサイド起用のメリットである高さが活きた得点だった。
⬆スタメン予想記事でもヴィラは失点が多いと書いた通り、個人レベルでも組織レベルでも守備に粗があった。
さらに攻撃の手を緩めないアーセナル。
18分:ミードからのボールをPAのやや外側で受けたマヌンは迷うことなくダイレクトでコントロールショット。これが見事に逆サイドネットに突き刺さり3-0。マヌンも得意なミドルで存在感をアピールする。
その後はヴィラもサイドから活ロを見出そうと攻めてくるが守備陣も集中を切らさず落ち着いた対応を見せる。
そんな守備陣の粘りに今日の主役が応えてみせた。
39分:右サイドのFKからファーサイドのロッテが折り返し最後は中央で待っていたブラックステニウスがヘディングを決める。
なんと前半だけでハットトリックを達成してしまった。
HTに選手交代はなし。変える理由すらないだろう。
48分には良い連携から最後はマヌンが押し込んだが残念ながらオフサイド。この日のマヌンはゴールへの積極的な姿勢が見られた。アピールに飢えている感じだ。
その後は守備陣が脅かされるシーンもなく、守備陣も終始落ち着いた対応を見せ、早めの選手交代で上手く休ませながらシャットアウト。
終わってみれば撃ち合いになるかと思いきや大量得点での完封勝利だった。ヴィラは早い時間で立て続けに失点したことでやや集中を欠いたように見えた。
この日興味深い事実としてルッソのウィング起用がそこそこ機能していたことだ。本来ならばフルティグが任せられる役割なのだろうが離脱中ということもあり、高さのあるウィングの存在はオプションとして欲しいところでもあった。
これにより逆サイドからのクロスをファーで合わせたり、中央でブラックステニウスと並んで合わせることも出来る。
「高さ」と言うオプションがあることを他チームに見せることが出来たのも大きいだろう。
次の試合はチェルシーとの天王山である。鬼門スタンフォード·ブリッジではアーセナルウィメンはまだ一度も勝利したことがない。
しかし優勝のためには絶対に勝ち点3が必要である。
マヌンもインタビューで過去にスタンフォード·ブリッジでの勝利がないことは知っているので絶対に勝ちたい、と力強いコメントを残してくれた。
チェルシーも怪我人が続出しており、お互い正念場となる試合になるだろう。
負けた方は優勝争いから脱落してもおかしくないぐらいの試合だ。
以上コンティカップ準決勝アストン·ヴィラ戦振り返りでした!
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