15節トッテナム·ホットスパー戦振り返り
現地時間3月3日12時30分キックオフのリーグ15節ホームトッテナム·ホットスパー戦を振り返ろう。
スタメンは以下。
予想とはペローヴァが間に合った1点のみ異なった。
アーセナルは開始1分からミードがPA内でフリーでシュートを放つなど攻勢をかける。
スパーズはガッチリとブロックを組み、シュートに対しても身体を投げ出し、なかなか決定機を作らせない。
アーセナルはCKが増えていくが人数をかけて守るスパーズの守備を攻略するような工夫はあまりなく、単発的なセットプレーが多かった。
立ち上がりはやや慎重になりすぎて、リスクを取るタイミングが共有されていない印象を受けた。
18分には鋭いカウンター(明らかなオフサイドではあったが)からシュートを打たれるがマヌーがセーブ。
アーセナルは相手CMFのエヴェリーナ·スネマンを捕まえきれず、リトルが彼女へのパスコースを消すのか、ペローヴァが潰しに行くのかがはっきりせず彼女からボールを運ばれピンチを招くシーンがあった。
25分にはスルーパスを通され決定機を作られるがマヌーがセーブ。触れていなければゴラッソだっただけにビッグセーブだった。
その後も攻めあぐねる展開が続き、0-0で前半終了。
満員の観客もこのままでは満足出来ない展開だ。
HTにお互い交代はなし。
後半立ち上がりに先制に成功する。
48分:左サイドのリトルから右のミードへ非常に正確なクロス、ミードは絶好のファーストタッチで相手をかわし、中央でフリーのルッソへ。これをルッソが確実に決めて先制。
その後は追加点を奪えずもピンチらしいピンチも与えず試合終了。
1-0での勝ち点3は最低限の結果だが、いくつかの課題も散見された。
POTMに選ばれたリトルが試合後のインタビューで語っていたのはまずインターナショナルブレイク明けの難しさだ。
アーセナルはゴールドカップで離脱している3名を含め、17名もの選手たちが招集を受け、怪我人を含めると万全の状態でトレーニング出来ていた選手は片手で数える程だった。
この試合ではアカデミーの選手が3名もベンチ入りしていたこともその影響があるだろう。
リトルはもう1つセットプレーの多様性の欠如を指摘した。
これに関しては間違いなくイレステットの離脱が大きい。彼女は今季CKから公式戦で3得点も挙げており、彼女にマークが集中することで他の選手のフリーを作りやすかった。
キッカーは良いキッカーがいるだけに対策されたセットプレーに対して攻略する工夫が必要だろう。
ショートコーナーやデザインされたセットプレーが今後の接戦で必要になる。
アイデヴァルはスパーズのように引いて守るチームに対しては「個人技」と「我慢」が必要と語った。
この試合はまさに前半は我慢の展開で、得点は個人の能力の高さによるものであった。
しかしながらあまりチームとして連動した攻撃は出来ているように見えず、60050人の観客を満足させたゲームとは言い難いだろう。
ミッドウィークには延期されたカップ戦が行われ、翌週には大一番であるスタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦が行われる。
シーズンも後半に差し掛かり、全ての試合がノックアウトステージのようなものだ。泥臭くていいので勝利することが第一である。
以上リーグ15節トッテナム·ホットスパー戦振り返りでした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?