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鏡の法則 岩瀬コラム22

目の前で起こる出来事は自分へのメッセージ

「なんであの人は人の話を全然聞こうとしないんだ」
「いつも自分勝手に行動している」

このようなことを他人に対して思い文句を言ったり、愚痴をこぼしたことはないでしょうか?


ストレスを溜めないという意味では、そのように不満を吐き出すことは必要です。

しかし、他人の文句ばかり言っていては自分自身の成長に繋がりません。


「鏡の法則」という言葉をご存知でしょうか?

これは、自分の目の前で起こる出来事は、「自分の心を投影した鏡」という意味で用いられています。


つまり、目の前で起こる出来事は、あなたに何かを教えようとしてくれいるメッセージであり、あなたが解決すべき課題ということです。


冒頭の例で言うと、あなた自身が人の話を聞いていなかったり、自分勝手な行動をしているのかもしれません。
あるいは、そのような人に対するあなたの対応力を問われているのかもしれません。

このように言うと、「そんなことはない」と反発したくなるかもしれません。


しかし、「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」です。
つまり、嫌だなと反応している時点で、あなたはその人の対して何か関心を持っているのです。

人が関心を持つのは、何か自分の価値観などと共感するようなものがあるからこそ関心を持ちます。

要するに「自分の心を投影している」からこそ気になってしまうということです。

だからと言って目の前で起きる出来事に悲観的にならないでください。

先ほども言ったように、目の前で起こる出来事は、あなたに何かを教えてくれるメッセージです。


「今、この課題に向き合う時だよ」と教えてくれているのです。


そして、自分自身で解決できないような課題はそうそう起こらないと私は思っています。

だからこそ、自分に起こる出来事に対して、自分自身と向き合うことで私たちは成長していきます。

私自身この「鏡の法則」という捉え方を知って、自分自身を見つめ直すようになると、目の前で起こる出来事が随分と変化してきました。


もし、あなたの周りに起こる出来事に悩んだり、ストレスを感じているのなら、「鏡の法則」として自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか?




他人ではなく自分の行動を変える


他人の行動を変えようとすると、ストレスを感じやすく、なかなか変化しない相手に対して自分自身が疲弊してつらい思いをしてしまいます。


ですが、自分の行動は自分次第でどうにでも変えられます。


「鏡の法則」の例でよく用いられるのは、
鏡に写っている自分の寝グセは、自分自身の寝グセを直すことで、結果的に鏡に写る自分の寝グセも直るというものです。

当たり前のような話ですが、現実世界ではそれができなくて苦しんでいる人が多いです。


私が最近体験した事例を一つご紹介します。


私には4歳と2歳の子どもがいます。

私が仕事から家に帰ると、3日間も連続で2人でおもちゃの取り合い、叩き合い、罵り合いがすさまじく、同じ空間にいるだけでこちらもイライラする日が続きました。

どうにかならないものかと思いを巡らせていると、ふと気づいたことがありました。


それは、私自身が週末に試験を控えており、普段は帰宅後は子どもと遊ぶ時間を大切にしているのですが、1週間をきったこともあり、子どもとの時間をおざなりにしていたのです。

それに気づいた4日目は、帰宅後に子どもとしっかり向き合うと、喧嘩もなく楽しい時間を過ごし、子どもは9時前に寝てくれたので結果的に試験勉強にも集中することができました。


子どもの行動を変えようといくら叱っても、解決するのは一時的ですぐ繰り返すのでストレスになります。


しかし、私自身の行動を変えて、それが上手くいくという経験は楽しく、心がスッとします。

他人を変えようとして苦しんでいる方は、そのエネルギーを自分の行動を変えるエネルギーに変換してみませんか?


自分の大切なものに気づき、あなたを成長させるヒントが必ずあります。



すべては自分次第


自分に起こる出来事には意味があると捉え、それが自分自身に何を教えてくれているのかを考えます。

それに気づき、あなたの行動を変えることで、あなたの周りで起きる出来事がどんどん変化していきます。

私自身、上述した例以外でも本当に様々な変化を実感しています。

他人のせいにしたり、批判したりすることは、簡単で楽なことのように感じます。
しかし、かえってそれが自分自身を苦しめているのではないでしょうか?


私は「鏡の法則」という捉え方こそ、世の中の多くの人の心身の不調を解決するために非常に重要な視点だと考えています。

もし、あなたが身の回りの出来事に対して何か苦しんでいるのなら、
「それがあなたに何を教えようとしてくれているのか」
という視点で考え、行動してみてください。

あなた次第で目の前に映る景色はがらりと変わります。


お読みいただきありがとうございました。


岩瀬勝覚
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー

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