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【ミステリー記念日】はじめての方にもオススメのミステリー3選

本日10月7日はミステリー記念日です!

世界初のミステリーと呼ばれる『モルグ街の殺人』の著者、エドガー・アラン・ポーの命日である事からそう呼ばれています!

という事で、本日は普段ミステリー小説は読んでいない方でも気軽に読めて、ミステリーの面白さが味わえる小説を紹介します!

①星降り山荘の殺人 / 倉知淳

<あらすじ>
広告会社に勤める主人公は、ある日会社の命令で山奥の山荘に出張に訪れる。スターウォッチャー、UFO研究家、売れっ子女流作家などクセのある面々が揃う中、雪によって山荘は外部から閉ざされ、殺人事件に巻き込まれていく。

1冊目は倉知淳さんの「星降り山荘の殺人」です!

いわゆるクローズドサークルと呼ばれる、外部から遮断された状況下で起こる殺人事件を取り扱った長編小説です。

ミステリーの長編小説は登場人物が多くてなかなか入り込みづらい事がありますが、本作は登場人物は少な目で、特徴的な人物も多いのでスラスラと内容に入り込む事が出来ます!

また、各章の冒頭に出来事が要約して記載されているので、少し斜め読みしたとしても今何が起きてたんだっけ、と物語の筋が分からなくなる事がありません。

そしてここが一番重要ですが、ミステリーとして本当に面白いです。
ミステリーを読み慣れていない人の方がこのトリックは楽しめると思うので、是非とも最初の方に読んで欲しい作品です!

②むかしむかしあるところに、死体がありました。 / 青柳 碧人

<あらすじ>
昔話の世界を舞台としたミステリーの短編集。
一寸法師、浦島太郎、鶴の恩返し、、、有名な物語の中で巻き起こる恐ろしい事件の数々。ブラックユーモアが満載の本格推理小説

2冊目は青柳 碧人さんの『むかしむかしあるところに、死体がありました。』です。

小説を読んでいると、作品の舞台や登場人物の顔がイメージしづらくて中に入りにくい事もありますが、昔話が舞台なので頭の中でキャラクターや情景が想像しやすいのでこちらもスラスラ読む事が出来ます!

また、短編毎にミステリーとしてのテーマが決まっていて、例えば「鶴の恩返し」は叙述トリック、「浦島太郎」は密室トリック、「一寸法師」はアリバイトリックという形になっていてバリエーション豊かなミステリーが楽しめます!

普段、推理小説を読んだ事が無い方でも、いろいろなフォーマットのミステリーが体験できるので、ミステリーの入門書としてもぴったりな一冊です!

③イニシエーション・ラブ / 乾くるみ

<あらすじ>
彼女と出会ったのは人数合わせで行った合コンだった。
恋愛経験が無かった大学生は、一人の女性との出会いで人生が一遍する
二人の男女の出会いと青春のひと時を描いた恋愛小説......では無く、映画化もした大人気ミステリー。

最後の1冊は、乾くるみさんの『イニシエーション・ラブ』です。

紹介した3冊の中では一番知名度があるので知っている人も多いでしょうか?

あらすじに記載の通り、基本的には男女の恋愛が描かれた青春物語で、嵐の山荘も、仮面を被った怪人物が現れる訳では無いので、推理小説の怖い雰囲気が苦手な人も楽しめるミステリーです!

そして、これは公式のあらすじでも書かれている事ですが、ラストの2行で読んでいた世界が一転するという爽快感!

長さとしても文庫で255ページと短めですので、さっくりと読む事が出来ると思いますので、インパクトのあるミステリーは読みたいけど難しいのはちょっと、という方は是非手にとってみてください!

おわりに

如何でしたでしょうか?

ミステリー初心者の方を想定して、ミステリーとしての面白さに加えて、読みやすさ等も重視して3冊を選ばせて頂きました!

ミステリーは結構読んでいるという方も、もしこの3冊を読んだ事が無ければ、面白さは保証しますので是非読んでみてください!

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