みんな違うから面白い

私にはたくさんの夢がありますが、その中の一つに、『障がい者雇用を増やす』という夢があります。

その夢をフワッと抱き始めたのは、14年ほど前のこと。

そんな夢を抱きながら、発達に困りごとを抱える子供たちへの音楽指導や学習指導を続けていました。

打ち合わせをしている様子

写真に写る王子田君に出会ったのは7年前のこと。

脳性麻痺という病気を抱える彼ですが、それはそれは口が達者で、すぐに意気投合しました。

今では、ほぼ毎日連絡を取り合うほど。

私のことを「姉さん」と呼んできます。笑

彼はよく「姉さんさ、俺が身体障害者ってこと、忘れてない？」と言います。

はい、忘れてます。笑

価値観も生活のリズムも全然違うけれど、一緒にいてなんか面白い。
そんな王子田くんをモデルに、個の特性を活かせる雇用のスタイルを作っていきたいと思っています。

出来ないことはお互いに助け合う。

体を自由に動かせない王子田くんが「水筒を取ってくれる？」といえば、私が取ります。

忘れっぽい私が「忘れちゃうからLINEでまとめて送っておいてくれる？」といえば、王子田くんが私の記憶整理係をしてくれます。

苦手を補える関係。

友としての障がいになるものは一つもない。

けれど、仕事となるとまだまだ課題はたくさん。

彼だから出来ることが増えるように、まだまだしつこく続けていきます。

それと同時に、どんな子でも通える音楽教室と教育を作り続けます。

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