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頓智じゃないんだ!

4度目の緊急事態宣言が始まった。
ニュースを見ていると「ビアガーデンがノンアルコールに切り替えて営業」という情報を流していました。

……おかしくないか?

そもそも、なぜアルコールの提供を止めさせようとしているのだろうかを考えてみよう。
理由は
・アルコールを飲むことで声が大きくなり、ノーマスクで飛沫を飛ばしまくることへの懸念
・アルコールはコミュニケーションツールなので、長時間店内の滞在することで濃厚接触となる懸念
これらが大きな点だろう。

つまり、飲み物をアルコールからソフトドリンクにかえたところで
1)グループ客が集まって大声で会話する
2)グループ客が長時間滞在する
この2つをクリアできていなかったら、全く意味がない。
たとえアルコールでなくても、昼のファミレスが「オバサマ方や老人会の談話の場」になっている状況もダメなのだ。
たとえアルコールを飲んでいても客がお一人様ならば、会話もしないし問題はない。
ただ「アルコールの提供禁止」という字面だけを見て、本当に言わんとしていることを理解しようとしないのは全く意味がない。
都や政府も「誰にでもわかる誤解ない表現」をするべきだが、御存知の通り役人は頭が足りない。
例えば
「アルコールを提供するのは、全員が2回のワクチン接種を終えているグループ、または単独客に限る」
「なおかつ、滞在時間は30分まで」
とすればまったく印象も変わってくるだろう。

一休のように「このはし渡るべからず」を「端を歩かず真ん中を歩いたからOK」の頓智でクリアしようとしても、立て札の理由をちゃんと考えなければ「腐った橋を踏み抜いて大惨事」になることもあるのだ。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。