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短編小説「謎の転校生」全七話

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公開している小説「謎の転校生」を全話まとめてみました。
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記事一覧

謎の転校生 (全7回・最終回)

●10)  彼の家は両親の離婚問題がきっかけとなって、母方の祖母の家があるこの街に引っ越し…

葉月 陽
3年前
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謎の転校生 (全7回・第6回)

●09)  放課後、私は音楽室にいた。物音のしない音楽室でじっと待っている。虎太郎が学級委…

葉月 陽
3年前
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謎の転校生 (全7回・第5回)

●07)  そもそも、噂を流すやつの目的は何だろうか? 虎太郎と話した結果、転校生を困らせ…

葉月 陽
3年前
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謎の転校生 (全7回・第4回)

●05)  次の月曜日から私たちは転校生の尾行を一時中断していた。ある日の休み時間に転校生…

葉月 陽
3年前
4

謎の転校生 (全7回・第3回)

 全く進展がないまま更に一週間が過ぎ、私たちはじれていた。そしてこうなったら直接聞くしか…

葉月 陽
3年前
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謎の転校生 (全7回・第2回)

 放課後、私と虎太郎は急いで教科書をランドセルに仕舞い、転校生夏木の動きに目を光らせる。…

葉月 陽
3年前
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謎の転校生 (全7回・第1回)

●01)  店は商店街のほぼ真ん中、ただし、細く長い階段をもぐらのように降りた地下にあった。ここならば多少騒いだところで外に迷惑をかけることはない。  貸しきりの店内に集まった男女は皆私と同じ歳のはずだが、三十路近くなると老い方に差が出てくるのか、やけに老けている奴もいれば、まだ二十歳そこそこに見える奴もいる。平成元年生まれの私たちは、小学校を卒業して十七年。誰かが言いだして久々のクラス会が開かれた。前回がちょうど大学を卒業した二十二歳の時だったから、あれから五年が経つ。 「