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宝石物語 〜女性の凛とした美しさを引き出す宝石「パール」〜

地中深くからマグマにのって地表に現れる “宝石” (鉱物)は、地球からの贈り物。
この小さな結晶には、たくさんの愛と宇宙の叡智が詰まっています。


貝という生命体から生み出されるパールは、鉱物ではありませんが、古より愛されてきた宝石。

そんな宝石の特徴をまとめた「宝石物語」の今回はパール編です。

パワーストーン効果は、その石とそれを持つ人との相性や関係性によって作られていくもの。
そのため、こちらににまとめた内容は、一般的な特徴としてお楽しみください♪


女性の凛とした美しさを引き出してくれる「パール」

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パールは6月の誕生石で、和名は「真珠」
石言葉は、健康・富・長寿

「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれ、女性の美を象徴するものとして、古くから宝飾品に使われてきました。

また、パールは美と健康のために飲用したり、化粧品としても用いられ、クレオパトラも愛飲していたと言われています。
これらのことから、女性性や母性を高めるシンボルとして愛されてきました。

母貝の中で生成される過程が、そのままパールの魅力とエネルギーを象徴しています。
母なる貝の中で、守られるようにして美しく生まれ変わるのが “パール” なのです。

キラッとした輝きとは異なるパールの艶感は、内側を優しく包み込みながら解き放つ煌めき。
自分の軸となるものをしっかりと持ちながら、自身を愛し守る姿をあらわしているかのようです。


●パールを持つことで得られる効果


異物として入ったものが、母貝の苦しみの中で宝石に変わることから、抵抗力を養い、困難を克服する力と勇気を与えてくれるとされています。
今ある困難は自らの成長の糧であり、それを克服したときに、ため息が出るほどの美しさを獲得できることを教えてくれます。

また、持ち主を守るパワーが強く、訪れるトラブルや災難から守り、邪気を跳ね除けてくれるお守りとしても使われてきました。溜まったストレスを癒し、心身ともに健康な状態へと導いてくれます。


●パールのクオリティを示す花珠真珠


“花珠”とは、アコヤ本真珠のクオリティを示すもので、照り・巻き・形・キズなどで高品質を示す基準です。
照りと呼ばれる真珠の輝きや光沢がよいもの、真珠層が厚く、キズが少なくて、形が真円に近いもの が、花珠真珠とされます。


●真珠ができるまで

真珠の生成には、まず母貝の中に砂利などの異物が入ることから始まります。
母貝となる貝の中に異物が入ると、自身を守るために粘液などを出しその異物をコーティング。
これが “真珠層” となり、何層も厚くなることで美しい真珠が生まれるのです。

宝石として高価な真円真珠はほぼ養殖で、砂利の代わりに核となるものを移植します。
貝殻から削り出された核となる丸い球。それを貝の中に移植すると、美しく艶のあるパールが生み出されます。

母貝となる貝の種類によって、アコヤ真珠、白蝶真珠(南洋真珠)、黒蝶真珠、マベ真珠(半円形)、淡水真珠となります。


※淡水真珠:イケチョウガイやカラス貝といった、淡水生の貝の中に出来る真珠のこと。

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日本は古くから真珠の産地として有名で、その美しさはコロンブスが憧れたように世界中から注目されてきました。
しかし天然の真珠は偶然の産物で、大変希少なものでした。


そうした中「世界中の女性を真珠で飾りたい」という夢を持ち、世界ではじめて真珠養殖を成功させた人物が御木本幸吉氏であり、日本を代表するジュエリーブランド「ミキモト」の創業者です。


パールの清楚で品のある艶感。
それは日本人女性に馴染みやすい宝石のように感じます✩︎⡱

今回はそんなパールの魅力についてまとめてみました。
楽しんでいただけたら嬉しいです⑅︎◡̈︎*♪



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