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生と死について

8月6日は母の命日。

母が急に亡くなったのは激しい雷雨の夜でした。

その数日前に母との電話を切った瞬間、唐突に「あれ?お母さん死んじゃうんじゃないかな」ってふと思い、それを打ち消した事を思い出しました。

そしてその予感通りに母が亡くなった時に、虫の知らせって本当にあるんだとつくづく感じました。

そういえばもう一つそんな話しがあります。兄が2歳で亡くなった日の朝、兄は母に「今日ぼくんちに神様がくるよ」っていったそうです。

不思議ですよね。

私は、以前癌がみつかり3年程前には偶然頭の動脈瘤がみつかり開頭手術を行いました。

開けてみるともう破裂寸前だったとの事。

動脈瘤は自覚症状もないため、いきなり破裂して亡くなったり後遺症が残ったりするのですが、破裂寸前に見つかるのは殆ど奇跡に近い事だそう。癌の時も先生に奇跡ですね。大丈夫です。って言われました。

それまでの数年、何の根拠もないのに私は、もうすぐ死んでしまうから何かやらなくちゃ何かやらなくちゃと焦り一人生き急いでいたのですが、動脈瘤の手術をしてからは人間はいつ死んでもおかしくないというのは変わりませんが何故か焦りはなくなりました。

これも私にとってはとても不思議な事の一つ。

生と死の境はなんだか薄い花びら一枚で隔てられていて、何かの折にふいにはらりとその花びらが零れ落ちたら死の世界が訪れるようなそんな感覚です。

今日は一日母を思い過ごします。


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