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江戸を旅する


杉浦日向子さんの大江戸観光を読み終えました。

蕎麦好きで蕎麦の本も出してある日向子さん。

江戸の蕎麦の話がでてくるかと思い手にとりました。

日向子さんは落語の干物箱にでてくるような若旦那(ばかむすこ)に憧れ若隠居ををしたいという方で、文章を読んでいてもしみじみ江戸が好きなんだなぁと感心します。

1985年頃に書かれたこの本は観光案内ということで日向子さんが江戸の様々な面白さを教えてくれます。

例えば恋のおまじないや百物語など怖い話、春画や色男の話から江戸へ繋がる本の紹介などまさに雑多な江戸そのもの。

蕎麦の話はその中で三カ所ちらりと。あとはご自分で手に取りゆっくり味わってくださいね。

江戸入門書として面白い一冊です。

これから隠居の日向ぼっこを読むつもりです。

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