北海道をおいしく食べようの会

地元の札幌を離れて、9年目になりました。

東京に来て4年目、どんどん北海道が恋しくなっている。

大学を卒業後は、札幌で就職して1ヶ月で釧路に転勤になって。4年半くらいを釧路で過ごして、東京に異動して4年。当時は北海道を出ることに全く抵抗はなく、新しい環境がすごく楽しみだった。釧路にいた4年と、東京に来てからの4年。比べることではないけれど、時間の流れが全く違う。釧路過ごす時間がなかったら、東京に住むことはおそらくなかったし、東京に出てこなければ、北海道が恋しいと思うこともなかったかもしれない。

衣食住をトータルで提案するアパレルから始まり、食を切り口に全国の離島の魅力を伝える仕事、島の食材を使って商品を一から作ったり、飲食も小売も卸もやっている今。内容はそれぞれ違うけど、軸はずっと「食」にある。

そんな軽い自己紹介をしつつ。
在宅勤務をはじめて経験して、改めて思ったこと。

やっぱりみんなで食卓を囲む時間が好き。

ご飯とお味噌汁と、大皿料理何品かとか。鍋とか。取り分けスタイル。
そんで、家で食べるご飯が好き。
気持ちが完全に安心モードになる。
これも完全におばあちゃんっ子で育ったことが影響している。

北海道をおいしく食べようの会をやろう。

頭の中が北海道でいっぱいになっていたこともあって、3月に「北海道をおいしく食べようの会」をやりました。（ネーミングセンスよ笑）
その少し前に「北海道のことを外からやる」イベントに思い切って参加して、かなり刺激を受けて。自分に何ができるかまだまださっぱりだから、とりあえずまずはジンギスカン食べようってなったのです。笑　
　
フリーランスで料理をしているナナさんに相談をして、まずは身内でやろう〜となり。（ナナさんは前職で一緒に働いていて、まさかの出身中学が一緒で兄と同級生、妹さんが私の部活の先輩っていうすごい出逢いでした。）料理のことは甘えさせていただき。

記念すべき第一回のメニューは、こんな感じ。

・長沼かねひろジンギスカン
・キタアカリのいももち
・足寄ラワンぶきの煮物
・ナナさん特製ホタテのカルパッチョ（山わさび！）
・ゆきしずかの豆ご飯（本別産）

並べると楽しい。

人生ではじめてジンギスカン鍋を買う。

この日のために、人生で初めてジンギスカン鍋を購入。実家ではホットプレートだし、実際に家にある人は少ない気がするけど買って大正解。
一番好きな長沼にあるかねひろのジンギスカンと、あとは道内のスーパーでも必ず売っている、冷凍のお得パックのやつ。（よくお弁当に入ってた。）
かねひろは東京ではあまり見かけないかなあ。

いももちは、バター醤油か砂糖醤油。

みんな大好きいももちは、せっせか作りました。
じゃがいも、片栗粉のみ！わちゃわちゃしながら成型するのが楽しい。
私の実家では、いつも棒状にしてラップに包んで、冷蔵冷凍していた。
1〜２㎝の厚さに食べる分だけ切って、バターで焼いて醤油をたらして食べる。
今回は、贅沢に揚げいももち。
砂糖醤油とね、本来あんこに合わせる予定だったマスカルポーネもつけた。初めての食べ方だけどみんな大絶賛！

日本一大きなフキと、山わさびは最強説。

ラワンぶきは足寄産。日本一大きなフキ。
アイヌ伝説によると、フキの下には幸運を呼ぶ神様”コロポックル”が済むと言われているらしい。あしょろって漢字が書けるか問題も楽しかったなあ。
ナナさんが美味しく煮物にしてくれました。
カルパッチョもナナさん特製。山わさびのせて食べたらそりゃあもう美味しすぎました。ただ、おろすのが結構大変。

ジンギスカンよりもメインは豆ごはん。

ゆきしずかは小さな大豆なのだけど、1月に帰省したときに、本別の道の駅に行って購入したもの。豆を買うために行ったと行っても過言ではない。
小さな大豆なのに、豆の旨味がしっかりするめちゃくちゃおいしい豆。豆ご飯ってしみじみ美味しいよね。食べるのに夢中で写真撮り忘れ。

お酒も北海道縛りです。

・サッポロクラシック
・北海道麦酒酒造のフルーツビール（Melon Ale/Pear Lager/Honey Apple Ale）
・セイコーマートの缶チューハイ
・国士無双 新酒にごり
・根室 北の勝・釧路 福司（瓶が欲しくてワンカップ笑）
・余市 りんごのほっぺ （ノンアルコール）

フルーツビールも飲み比べも楽しい。個人的にPear Lagerが一番好き。りんごのほっぺは、よく親戚のおじさんが持ってきてくれていた思い出。久しぶりに飲んだのけど、こんなにさっぱりしていたっけ？と驚いた。100%といえば甘くて濃厚という頭で、記憶はあてにならない。懐かしの味。

ざっと書いてみると、なんとも贅沢な内容。。盛りだくさん。
いろいろ送ってくれたのは実は母で、この会は母なくしてできなかったので帰ったらジンギスカンをご馳走しようと思います。
あ！あとはやっぱりデザートは必要でしょ！ということでシメパフェの代わりに
アイスを買ってくきてくれた人もいて。

北海道の好きなたべもので、食卓を囲むこと

こうして自分が育った場所のものを、みんなで食卓を囲んで食べるのは幸せだなとすごく思う。あとは、みんな何かしら北海道のことを考える時間があったと思うと、それもなんだか嬉しい。奄美大島、新島、東京、札幌生まれの人たちというなかなかおもしろいメンバーだったこともあり、食文化の違いがそれぞれ違っておもしろかった。

次は何がいいかなあ。
コロナが収束したら、お祝いということで赤飯とかどうかな。
甘納豆を使う甘い赤飯はほんとうにびっくりされるから、反応を見たいな。笑

そして、みんなで北海道行きたいなーーとすごく思ったので、全力で案内できるようにいろいろ準備が必要だな、と思った1日でありました。

最後に、ジンギスカン鍋の箱を。