2023+1
冷たい空気が、鼻を通って、肺いっぱいに満たされていく感覚がした
少なすぎる街灯と、誰の話し声もしない住宅地
深夜2時半、窓を開けると2年に一度しか使われない神輿が乱雑にビニール袋にかけられているのが目に入った
冷たくて、静かで、嫌いだった
新年明けましておめでとう、なんて誰が言ったものか
明けたって、何もめでたくないし
大体年が明けたからってなんだって言うんだ
そんな悪態をついて過ごしたら終わった三が日
年は明けたのに、日本では自然の脅威に襲われ、世界では今日も血の涙が流れる
そんな大事。おおごと。
私は今日もちいさな部屋で、鬱を抱える
だれにも言えない殺人者兼被害者
今年は、少しはマシな年になるのだろうか
マシの基準がわからないけど
大きな変化がある年。まあ、やるしかないんだな。
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