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小さな会社の社長さんは補助金を活用しよう~最大1,000万円支給されるよ

スタートアップ・ベンチャー・フリーランス・個人事業主・中小企業・・・
呼び方は色々ありますが、創業間もない会社、小さな会社にとって、資金調達というのはとても大切です。

資金調達といえば、融資、VCからの投資、クラウドファンディングなんかもありますが、「返済不要」「タダでもらえるお金」というのは誰にとってもありがたいと思います。

そんな「タダでもらえるお金」というのが国などの「補助金」「助成金」です。

補助金について知りたいというリクエストを頂きましたので、さっくりご説明させていただきますね。

補助金・助成金とは

補助金・助成金とは、国の政策に基づいて要件を満たした場合に会社に支給されるお金です。

支給されるお金なので、返済は不要です。

補助金と助成金の違いは基本的に

補助金は
・経済産業省管轄
・事業計画を審査機関に提出し、事業計画が優れているものにお金が出る
ものです。
同じように補助金を申請している他社と比較競争して、優れている会社に支給されます。

対して助成金は
・厚生労働省管轄
・基本的には雇用保険に入っている会社と従業員が対象
・従業員の待遇改善等に取り組み、決められた要件を満たせば全員支給
されるものです。
他社との競争はありません。

今回は、金額の大きな金額がもらえる補助金についてご説明します。

国の補助金は大きく3つ

国の補助金は主要なものとして3つあります。

下記のリンクの「補助金・助成金を利用する」がわかりやすいかと思います。

ものづくり補助金

設備投資等に利用できる補助金です。「ものづくり補助金」と呼ばれてますが、小売業やサービス業などでも使えます。

最大1,500万円の設備投資に対して国から最大1,000万円キャッシュバックされます。
(最小150万円の設備投資に100万円補助)

今年はコロナウイルスの影響があり、特別枠等あって例年よりももらいやすくなっています。

小規模事業者持続化補助金

コロナ支援のための「小規模事業者持続化『給付金』」とは全く別のものですのでご注意ください。

こちらはチラシやHPの作成、展示会費用、看板の架替え、店舗のインテリアなど主に販売促進関係の費用に使える補助金です。

例年ですと75万円使って50万円が国からキャッシュバックされます。

IT導入補助金

こちらはその名の通りIT関連の設備投資に使えるお金で、販売管理システムなどの業務改善ソフトウエア関係の費用が補助されます。
最大900万円使って450万円がキャッシュバックされます。

コロナ特別枠も

今年はコロナの感染対策を行う場合に、補助率などが有利になっています。
一般枠よりもコロナ特別枠のほうが予算も多くついているようで、採択率等を見る限り「比較的もらいやすくなっている」と言えそうです。

詳しくは上記のリンクをご参照ください。

まずは商工会議所・商工会に相談

もらえるとすごくお得な補助金ですが、申請書類の作成は正直かなり大変です。

お近くの商工会議所や商工会の経営相談員さんに一度ご相談されることをオススメします。制度の概要を教えてもらえますし、ある程度の作成指導等もしてもらえますよ。

ちなみに、ガッツリ作成指導してほしいというケースは、補助金を得意にしているコンサルに依頼するのが最も近道ではあると思います。ただし、報酬が発生しますのでご注意ください。着手10万~20万、成功報酬10%が相場でしょうか。

もちろん、自力で補助金獲得されている会社さんも多くいらっしゃいますので、ご興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!

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補助金の概要について、リクエストいただきましたのでざっくりとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

補助率等は変わりますので経済産業省のホームページなどで最新情報をご確認くださいね。

タダでもらえるお金がある、ということをご存知ない経営者さんもまだまだ多くいらっしゃるように感じてます。

最後に商工会議所や商工会について少し触れましたが、なかなか活用されてる方が少ないなぁという印象ですね。中小企業支援に携わるものとしてはもったいない!という気持ち。

次回は商工会議所、商工会の活用についてご説明します。

中小企業経営について「こんなことが知りたい!」ということがありましたら、コメントお待ちしております。

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