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2019/12/13 新強化体制会見を受けて

2019年12月13日に浦和レッズの新強化体制記者会見なるものが行われ、クラブとして、今後の目標やクラブとして目指すゲームモデルになりうる事柄を提示しました。

ここ数年、何を目指してどこへ進もうとしているのかが不明確なために、試合の勝ち負け以外での評価基準を設定しづらく、モヤモヤしたものがありました。その中で今回、クラブとしてのスタンスをはっきりと打ち出してくれたのは、個人的には良い事だなと思います。
ただその反面、本当にこれがきちんと遂行されるのか?また知らないうちにどこか忘却の彼方へ追いやられてしまうのではないか?という疑念や不信感があります。なので、このクラブから示されたものに対して、個人的な嗜好や感情については一旦置いておいて、極力客観的かつ論理的な視点からそれが継続して実行されているのかを監視、評価したいと考えました。

具体的に言うと、
この会見の内容を読み解き、
提示したコンセプトが実行されているのかを評価する基準を明確にするべくチェックリスト化し、
試合やクラブの動向などを観る際にそのチェックリストに照らし合わせて、クラブが自ら提示した方向へ進んでいるのかを評価する、
ということをしたいと思っています。

まず、初投稿となる今回は会見の内容から
クラブの
・コンセプト(スローガン)
・目標(長期、中期、短期)
・ゲームモデル(主原則、準原則)
がどのようなものなのかを拾い、要約しました。(手書きノートですが。。)

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尚、これらのゲームモデル等の考え方はわっきーさん(和歌山県立粉河高校サッカー部監督)の「プレー経験ゼロでもできる実践的ゲームモデルの作り方」(https://www.footballista.jp/books/71192) から多分に影響を受けています。

当然、会見という場であること、実際にチームを指導する大槻さんがその場に不在だったということなどもあり、短期目標と準原則の部分は埋まりませんでした。
ですが、今後クラブを評価していく上での大枠は見つけられたと思います。

短期目標はクラブから明確に提示されることは恐らく無いと思っています。「開幕から○試合で勝ち点○ポイント」というのはわざわざ外に出すものではないので、ここについて評価していくことは難しいでしょう。

準原則についても具体的に言葉で提示されることはないでしょう。また、相手に応じて試合毎に変わることのある部分なので、これは試合を観て再現性高く行われている事を探して、これがこの試合における準原則なのだろうというものを抽出していくことになると思います。
シーズンが始まれば各試合の評価をしていくと思います。評価の基準は勿論やりたい事が上手くいっているかという部分もありますが、抽出された準原則と思われるものが主原則やコンセプトと矛盾していないか、というものになると思います。起こった結果ではなく、そこに向けた意図をメインにしたいてす。

細かい部分をしっかり言及出来るような記事は素晴らしいし、自分も読むとすればそういうものが良いですが、それだけのものを作れる技量もないし、そこまでの時間を割くことも難しいので、自分で書き残すものはなるべく簡潔にしたいと思っています。
読み物というよりは定形のある報告書のようなものにしていければベストかなと思うので、回数を重ねる中で、より洗練されたものにしていきたいと思います。

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