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良い子悪い子

もうすぐ一歳になる娘、大人がついついテーブルの上に置いた、その隙を狙ってティッシュ箱からティッシュを出しまくる。
息子が片付けなかった踏み台を使って、テーブルにひょひょいのひょいと登って楽しそう。
こんなことをしているのを見つけたとき、「まったくもう、悪い子ねぇ」と何気なく言ってしまった。
それを聞いていた息子が、「妹ちゃんは悪い子だねー」と言い、保育園の同じクラスの子のことも「〇〇くん、あんなことして悪い子だったんだよ」と正義感いっぱいで教えるようになってしまった。

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悪い子なんていない。
悪い人もいない、と信じている。
綺麗事なのは分かってるけど、周りからどんなに嫌なヤツだと言われていても、きっと良いところはあると思う。
環境とか、人間関係とか、掛けられてきた言葉とか、そういう色んな要因があってその人が出来上がっている。
見えていることだけで判断せず、見えていない部分も想像できるようになりたい。

そして、悪い子もいなければ良い子もいない。多分、良い悪いの言葉の前には、「大人にとっては」とか「自分にとっては」とか「都合の」っていう言葉が隠れてるんじゃないかな。

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息子の言葉を聞いて、言葉の持つ力って良くも悪くも絶大だなと日々感じる。
わたしは自分のことを、口下手でコミュ力低くてなんだかなぁと思っていたけれど、言葉を選ぶ慎重派、と捉えることにする(えらい前向きだな)。

綺麗な表現や洗練された言葉を使っていきたいなぁと思う今日この頃であった。

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