きいてほしい、みてほしい
土曜日の午後は、子2人を連れて子育て支援センターに行くのが定番になっている。
2歳の息子のお気に入りスポットで、空いてる時間帯なので、世間話が苦手なわたしにとってもありがたく、0歳の娘にとっても良い刺激になっていると思われる。
色んな親子が利用するので、わたしは自分の子どもたちの様子を見つつ人間観察をしている。
昨日は5人きょうだいとそのお母さんがやってきた。そのお母さんはヨガの先生をしているらしく、支援センターのイベントで一度その方のヨガを受講させていただいたことがあるので、わたしは一方的にそのお母さんのことを知っていた。
どうやら、仲良しママ(引越し準備があるとか)の子ども3人を預かることになっていたらしく、1時間ほど支援センターで遊んだあと、子ども8人を連れて帰って行った。
子どもといっても、上3人は小学生だから、小学生は幼児さんのお世話係で連れてこられた感じだった。お母さんの指示というより命令で、ちびっ子たちの面倒をみていた。
言葉を選ばずにいえば、わりとキツい雰囲気の方で、子どもたちとの接し方も、まぁ怖い。わたしはたった1時間しかその人のことを見てないから、たまたまその人がイライラしていただけかもしれない。
わたしが印象的だったのは、5人きょうだいで唯一の男の子(4番目の年中さん)のこと。
なんとなく、周りやお母さんの様子を伺っている。ビクビクオドオドしてる感じではない。わたしはなんとなく、「この子はきっと誰かに注目してほしいんだろうなー」と思った。
本当は登っちゃいけない所に登ってて、その子もいけないことしてるのは分かってると思うんだけど、高い所に登れたのをみてほしかったんだろうな。あとは単に、自分の存在を知らしめたかったか。
高い所にいる彼と目があったので、微笑んでみた。彼もニッコリ笑顔を返してくれた。
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我が家は消灯時間になると、わたしが娘の添い乳をしながら寝かしつけ、息子は夫に絵本を読んでもらいながら眠りについていた。
息子が最近、寝る前に枕を3つ並べて「これはトト(夫)の。これはカカ(わたし)の。これは僕の。トトと娘ちゃんが一緒に寝て、僕はカカとぴったんこして寝るの」と言う。
以前から、息子には申し訳ない気持ちになりながら、でも横になるとわたしの方が先に寝落ちしてしまうことが多かった。息子は寂しいと言いたくても言えなかったんだろうな…
息子に言われてからは、添い乳ではなく娘を抱っこしながらの授乳にして、息子がわたしにくっつけるようにした。息子はわたしの顔を見ることができて満足したのか、「ぴったんこはねんねしてる時でいい」と言ってごろ寝していた(笑)
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子どもだって大人だって、自分の存在を認めてもらってる、という実感がほしいんだろうな。言葉でも、行動でも、なんでもいいから、「あなたはここにいて、そのまんまでいいんだよ」と言ってもらえる環境がひとつでもあるといい。
そんな環境をつくる立場になることが、もしかしたらわたしの夢なのかもしれない。
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