息子の登園しぶり
月曜日から娘が発熱したのに合わせて、息子の保育園登園しぶりが始まった。
月曜日の朝は、担任の先生とは違う先生が出迎えてくれたのだが、それが嫌だったのかなと思っていた。迎えに行くといつもの感じで、他の親御さんもいたので担任の先生と話す機会はなかった。
火曜日。
担任の先生が出迎えてくれたが中々部屋に入ろうとしない。保育園の門はラクラク通過、園庭を通ってから部屋に入るのだが、部屋の前に行くと「遊ぶの嫌なの…」と入りたがらず、この日は先生が抱っこして連れてってくれた。息子は泣いていた。
息子は食べることが大好きなので、午前のおやつで機嫌が直っているといいなと思っていたが、この日は大荒れだったらしく、上履きを投げたり頻繁に泣いたりしていたらしい。
給食の時間には機嫌が直っていたらしいが…。
水曜日。
登園すると、部屋には子どもたちがくぐって遊べるトンネルがあり、先生が「おいでおいで〜楽しいよー」と誘ってくださり、吸い込まれるように部屋に入っていく。迎えに行っても特に変わった様子はなかったらしい。
鬼の格好をした2歳児クラスの先生を見て「〇〇先生が鬼になってる」と冷静だったらしい(笑)
そして木曜日。
今日は子どもたちが早起きで朝の支度が早く終わったので歩いて登園。
家を出発する時点で「保育園行きたくない…」と言い出す。いつもは夫が先に出勤するのだが、今日は夫も一緒だったのがよかったのか、行きたくないと言いつつすんなり出発。
途中で夫とバイバイして、保育園へGO。
門を通り、今日も大丈夫かなと思ったら「行きたくない」再発。
息子いわく、お友達のことが嫌なんだそう。やめてと言ってもやめてくれない、とのこと。
そうかそうか、そしたら先生に助けを求めてごらん、と言ってみるものの、それも嫌なんだそう。
上履き投げた一件があるので、ちょっとでも気分を上げてもらおうと、園庭をぐるっと一周し、短時間保育の家庭は保護者がタイムカードを押すことになっているのでタイムカードのある場所まで一緒に行き、給食室の様子をチラ見してからいざお部屋の前へ。
…やっぱり入りたがらない。結果的に、一部始終を見ていたであろう先生が、泣く息子を抱えて連れてってくれた。
お迎えのときに話を伺うと、午前中は不安定で、泣く場面が何回かあったらしい。それでも給食の時間になると、3回もおかわりしてご満悦だったらしい。
外遊びのときに、泣いてた理由をチラッと聞いてくれたらしいが、「疲れてたの」「お部屋は嫌なのお外がいいの」と、お友達が嫌とは言っていなかったらしい。
また、泣いている他の子に対して「僕もさっき泣いちゃってね…」と同情のような声をかける場面もあったらしい(笑)
わたしも、帰りの車内で聞いてみたら「外で遊びたかったの」と言っていた。
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先生からは、時差登園もアリですよと言っていただいた。保育園での生活自体は楽しそうにしているらしい。
夫には「行かないという選択肢もアリなのでは?」と言われた。わたしもそう思う。
しかし、娘が突発性発疹で一日中不機嫌、わたし自身も寝不足で自分に余裕があまりない中、もし息子が支援センターや原っぱに行きたいと言い出したらキツイ…。
それでも息子の気持ちを尊重して休ませるべきなのか。ここで無理矢理保育園に連れて行くのは、親として間違っているんだろうか。
仮にわたしが働いていたら、息子が泣いていても「お願いします!」って預けるだろう。
しかし、わたしは育休中なので、息子を休ませようと思えば休ませることができる。
保育園に預けるとしたら、なるべく先生の負担は減らしたいけど、勢いで預けてそのあとは保育士さんに任せた方がいいのかもしれないなぁとも思う。
どうすることが息子にとって良いのだろうか。正解なんてないだろうけど、正解を求めてしまう。
やはり息子の気持ちを尊重して保育園を休ませるのがいいんだろうけど…
私も寝たい。実際は娘を1日中おんぶしているので眠れないのだけど、ゆっくりしたい。
夫に頼れないってのもあんまり良くないよなぁ。仕事忙しいみたいだから、休んでと言うのに勇気がいる。
もう少し頼り上手になりたい。
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息子の本心は分からない。
でも「保育園に行きたくない」という気持ちは本当なんだろう。こちらがアレコレ提案して気持ちを乗せようとしたところで、根本にある「嫌だ」という気持ちは息子の中にあるままだ。
もはや、嫌だという気持ちを取り除こうとしなくてもいいんじゃないかな。無理に前向きにならなくてもいい。時間が解決してくれるかもしれないし、息子が何かの拍子で「嫌だ」という気持ちを乗り越えるかもしれない。嫌なことに向き合って頑張って乗り越えるという経験が、2歳児に必要なのかどうか…
「世の中思い通りにいくことばかりではない」という壁には、生きていれば必ずぶち当たる。まさに今、息子はぶち当たってるんだろうけど、壁に対してどうするかは息子自身だ。
乗り越えようが、逃げようが、壁の前で立ち止まろうが、息子がどうしようと親はそれをサポートするしか出来ない。親が代わりになってあげることは出来ない。
なんだか話が大袈裟になってしまった。わたしは考え過ぎなんだろう。「そんなときもあるある!」と気楽に構えることができたらなぁ…
今日は、保育園まで行ってみて、「行きたくない」と言ったら家に帰ろう。息子といっぱい遊ぼう。思いっきり甘やかすのもアリだよな。
さて、どんな一日になることやら。
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