番組「林先生の初耳学」高学歴ニートを扱った内容について(抗議)

※この内容は、私が2020年4月1日にMBSに送付(同様の内容をキー局のTBSにも送付)した抗議文の書き起こしで、内容はその時点のものです。

株式会社毎日放送
代表取締役社長 三村 景一 様
(番組)林先生の初耳学
チーフプロデューサー 上野 大介 様 
チーフプロデューサー 大和田 宇一 様

放送日2019年1月6日・2019年1月13日・2019年4月14日・2019年10月6日・2020年1月12日の計5回(内2019年1月13日は後日談)TBS系列MBSで放送された番組「林先生の初耳学」にて、高学歴ニートをテーマとした内容の企画が放送されました。内容は授業の体裁をとり、無職の人を生徒役に、林修氏やゲスト出演者を先生役にした上で生徒役をニートという呼称で、一方的にニートは非常識な存在として説教する内容でした。

私が抗議したいのは、無職である人達をニートと呼びバラエティ番組で非常識な存在として扱ったことです。

ここで参考にして頂きたい資料として、2019年10月30日放送のNHK「クローズアップ現代+ 長引くひきこもりの陰で〜見過ごされる中高年の発達障害〜」という内容の番組があります。その中では、いわゆる「ひきこもり」と「発達障害」の関連を指摘されていました。番組はあくまで「ひきこもり」と「発達障害」が着眼点でしたが、私はいわゆる「ニート」も発達障害との関連があると考えています。その点では「ひきこもり」「ニート」は近い存在と考えています。「ニート」「発達障害」については研究があまりなく、また私は研究者ではないため、あくまで推測の範囲になってしまいますが、私は関連性があると考えています。

また、現在の「ニート」という言葉についてメディアや一般的な使われ方を考慮すれば、差別用語であることは明白であると言えます。つまり「ニート」をバラエティ番組等で非常識な存在と扱ったり、面白おかしく扱うことは障害者差別につながります。

今後バラエティ番組等で無職の立場にある人達に対して「ニート」という言葉を使い非常識な存在と扱うこと、面白おかしく扱うことがないようにお願いします。

以上

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