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スマブラSPを通して学んだこと


~メインキャラを決めるまでの苦労~

 始めはなんとなくロイを使ってCPU戦をしていたが、適当に振っているだけで発生勝ちできる上に撃墜も簡単で、明らかに”強キャラ”という感じがしたので他のキャラを探すことにした。
 押し付ける側が好きじゃないのかなと思い、昔300連勝していたれあさんを参考に、ゲッコウガを触り始めた。


 時期が良かったのか、ちょうど「y0cから学ぶ座学」という配信があった。そこで、y0cの相手の行動を予言するレベルまで落とし込んで対応するスマブラに衝撃を受け、読み合いに焦点を当てた練習を本格的に始めた。

 そこで、反転空後がなかなか安定しないという問題点があった。GCコントローラーでスマブラXをやった時は安定したので、コントローラーの違いが原因だと考え、変えてみると予想通りの結果だった。
 しかし、空N空N空後や空上落としのような難易度の高いコンボはできるのに、基本のDA空後や最低空空前が実践でなかなか安定しない(ジャンプ高度、ベク変対応)のでリターンを出すために再度キャラを見直すことにした。

 ちょうどソラが実装されたので、ガーキャンの強さや立ち回りで振れる技の豊富さはもちろん、篝火のザクレイさんのプレイに感化されたのが決め手で使い始めた。この時はよくリア友との対戦をしていて、一番楽しかった時期だと思う。しかし、知識面や徹底力(ミス待ち)で勝っているだけだったので、みんなにも同じ土俵で戦えたらもっと楽しいなと思ったので、ブログを書き始める。(主にファジージャスガ仕込みに関して)

その後オンライン戦を何回か繰り返し、ソラは体重が軽いから壊されやすいことや、機動力が高くないので、立ち回りキャラに技を当てるのが難しく、相手を分析し終わるころにはストック差がつくことが多いなどの理由から、一応自力でVipには到達した(プレイ800時間程度)のだが、”再現性”の低さからまたキャラ選びに悩んでいた。

~ジョーカーとの出会い~

 ここでジョーカーをメインキャラに見出す。理由としては、平均以上の機動力なので、相手の引き行動にリスクを付けやすく、自分の引き行動は安定になりやすいことや、下ガンなどの読み合いを拒否するパーツが揃っていて序盤の分析時間を作れること、分析が終わるころにアルセーヌが来ることなども含めてメインにしようと決めた。ここでの壁はガン攻めしてくる相手にリターン負けするという点だった。

 そんな時期にy0cがメンバーシップを開始したので、1か月だけ参加し、アドバイスを貰った。そこで置き技が多いことが弱点で、攻めること(技の先出し)によって守る(ジョーカーの空Nを相手のガードにリスクなく当てている時は相手はジャンプなどの行動もできないしガードしきっても反撃がない)という選択肢を学び、他キャラも次々にVipになっていった。
 この時、間合い管理の練習目的で使っていたマルスが、自分の人性能に合ったキャラで勝率も高かったため、メインとして起用。ジョーカーとマルスのダブルメインとなる。

 また、択に対応する立ち回りの練習として、相手の択に無理やり付き合うということもした。(相手がジャンプが多いのでガンダッシュ上強など)あとはステップやジャンプ等でタイミングをずらすことを意識して増やした。

 手札と対応理論、択が通らない時に考えて反省、択に意味を持たせることによって何を狙っているかを理解し拒否することに、y0cの「事前行動と択をセットで見る」を追加して、”再現性”を更に高めた。ここで1000時間が経過し、対応するという理想の立ち回りができるようになった。

 ここから魔境を目指してみたが、Vip上がりたてというのは、カズヤばかりでその対策を考えた時に、結局最風は噛み合ったらmkleoですら即死されるので仕方ない運ゲーだと思い、一度プレイヤーとしてはスマブラから離れようと思った。

 ここまででかなりブログの記事が書けていたので、それの宣伝をする必要があると思い、初心者鯖に行き指導者側として多くの人に貢献した。

 そこで確かに自分は魔境の人に勝てるレベルの強さはあるが、魔境には到達していないという事実に、多少の不満を感じたので、またプレイヤー側として頑張ることにした。(y0cメンバーシップから一年後)
 前回と比べて、「拒否を徹底する」(無理に攻めないで相手の択に低リスクに付き合う)「リターンを高くする」「リスクリターンを考えて行動する」(反逆ゲージの残量を見て立ち回りを変える)この3点だけ変えて頑張った。

 前回魔境を目指した時の根本的な考えである「相手に対応して再現性を上げる」ということは変えず、リスクリターンを考え、期待値の高い行動を増やしたおかげでカズヤにもリターン負けすることなく、かつ低リスクに付き合えるようになった。その努力の甲斐あって、ジョーカーとゲッコウガで魔境帯に到達できた。

 今まで、ロイ(技を振りながら相手を見る意識)、ゲッコウガ(空上落としや反転空後の精度向上)、マルス(間合い管理)、ソラ(ガーキャン行動、低リスクな立ち回り)を使ってきたが、そういった今までの経験に、ジョーカーの性能やキャラ対策が足されたことで、結果に繋がったと思う。

~尊敬する人を越えるために必要な事~

 一時的な世界戦闘力こそ越えはしたものの、大会(タミスマ)という緊張する場での2連覇や、強者の集うスマメイトで2200達成などの彼の経歴を見ても真の意味で越えたとは言えないとは思います。
 y0cは自分にとってスマブラをやる目的で、彼にしかできない強みもあって、どこまでいっても自分の憧れであることは変わらないです。
その上でこの1年半を振り返って思ったことは、”何事も1000時間程度本気で考えて継続して努力することで、他の人にはない才能を得ることができ、その時初めて尊敬する人を越えられるのではないか”という事です。

 技に役割を持たせ、相手の技の振り方や挙動から「意図を読み取って対応する」立ち回りや「択が通らなかった時に反省して改善する」の二つが自分の導き出した答えで、自分にしかできない強みだと分かりました。

 当初の目的である、相手の行動を予言するレベルまで落とし込んで対応することを自分なりに達成することができ、これ以上スマブラをやる意味がほとんどなくなってしまったので、引退してまた別な分野で同じように努力したいことを探そうと思っています。
 苦しいことも、楽しいことも決して平等に降り注ぐとは言えない人生の中で、皆さんも何かに諦めず努力して才能を開花させることができることを願っています。




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