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【資格・試験】重い腰を上げて基本情報技術者試験を受けた話


はじめの戯言

初投稿です。ここ、自由に書いていいんだって。歓喜の歌。否、歓喜の舞。
さて、私め、4大情報学部を卒業、某社に新卒で入社し、システムエンジニア(以下SE)を生業にしていましたが、10ヶ月で退職。1.8年くらいほぼニートであります。25歳男。現在、某ネットお仕事受注サービスで月数万円の収入。ほぼニートです。ニートではござらん(どんぐりのなんたら比べ)
こんな感じのふざけた調子で書きますが、決してバカにしているわけではありません。えぇ決して。ほぼニートです。

経緯と結果

さて、普通自動車免許すら持ち合わせていない身であるゆえ、何か資格やら試験やらをパスしようと思い至ったわけであります。ネットで案件さっぱり取れないので、そろそろ諦めて就職しようと思ったの。そこで基本情報技術者試験。試験などパスしたところで役に立たんじゃろ、と思っていた訳ですが、求人を見たり他の人の意見を見たり聞いたりすると、どうやら思いのほか結構役に立つらしい。とりあえず半分くらいの時間で過去問解いてみようと思ったのが2か3ヶ月くらい前、現在2022/10/23なので、2022/08の頭くらいかな?

解いてみたら、配点がわからないのでなんとも言えないが、
・午前 70%
・午後 67%
くらいだった訳です。合格がどうやら午前午後共に60% ↑くらいらしいので、これはいけると思ったわけです。

それで実際受けてみると
・午前 70%
・午後 80%
くらいでした。昔はペーパーでの試験でしたが、今はCBT方式とか言うよくわからない方式です。試験会場に行ってPCで受けるようになっています。試験終了後にメールで受験結果が書いてあるリンクが送られてきます。これが合格を示すわけではないみたいですが、多分大丈夫でしょう。大丈夫なら受けた月の次の月の末に結果が公開されるだとか、送られて来るだとか。よく知りません(2022/12/21追記: 2022/12無事に合格証書が届きました!)。

4大情報学部卒でわずかながらSEの経験があるので世間的に見ればパスして当然なわけですが、私め、大学在学中はほとんど勉強してござらん。遊び呆けていた次第であります。こんな有様ですから、新卒で現場に放り投げられた時はそれなりに苦労いたした所存です(苦労の意味疑問形)

前置き長くなりましたが、合格に必要だと思うことを適当に並べてみる試みを思いついた次第です。

午前・午後別対策論

午前をパスするために必要だと思うこと

午前は勉強しないと頭良い人もどうしょうもないです。わけわからんカタカナやらアルファベット並べたイニシャルがたくさん出ます。 そこで便利、過去問道場。過去問が解説付きでWebで無料で公開されています。(近年のCBT方式になってからの過去問はありません。非公開らしいです)これを最新5年分くらい新しい方から解いてみたらいけます。僕は3年分しかやってませんが・・・

解く際に気をつけることリスト
・わからないことは不正解の選択肢を含めWikipedia等で調べてメモする
・1年単位で解く
・知らないことはわかるわけないのでさっさとメモって次に行く

とにかく完璧主義にならないことです。正直、こんなの100%できたって対して役にry。大丈夫、60%で合格です。最初から100%など期待されていません。

コンナノオボエラレルワケナイヨー!!そう思ったあなた。大丈夫、人間の脳って素晴らしい。反復でどうとでもなります。記憶力にはほとんど個人差はないみたいなので、あなたにもできる!!!!!!!(適当)

午後をパスするために必要だと思うこと

午後は、前述の8月頭に適当に過去問解いたの以外ほとんど何もしていません。ごめんなさい。が、午前午後合わせてIPAが過去問を公開しています。また、過去問道場午後版があります!これを解いて、わからないところを調べる、がベストだと思いますが(午前と同じ方式)(お金かからないし)有名なキタミ式↓を3時間くらいでばーっと読んだらより楽に生きられるでしょう(適当)。

悲しいですが、プログラムとかアルゴリズムの知見が全くないなら相当厳しいと思います。黙って1年くらいは頑張りましょう。勉強には時間がかかります。焦ってはいけません。悲観的になるのもよくない。何かができない分だけ何かができる、当たり前の話です。自分では当たり前と思っていることが意外と頭一つ突出しているもんです。

また、選択問題があります。1年分は全部解いてみて、面白そう、と思った分野を勉強するのが吉。テンション上がんないことに時間費やしている暇はあなたにはありませんでしょう。興味があることの方が記憶に残ります。簡単そうだから、などと下心で選択するのはやめましょう。

今まで読んできた本で合格?に役立ったと思うもの

在学中勉強などほとんどしなかったので、僕の頭は本で構成されているわけです。日常的に読書しています(読書というと大抵の人は漫画や小説を連想するみたい・・・)優秀なエンジニアになりたいなら本は読めた方が良いでしょう(by ほぼニート)以下挙げる本は大体高いし大体鈍器だし、基本情報合格のための必要性は全く言えません。

馬場敬信「コンピュータのしくみを理解するための10章」技術評論社

これは読んだ方がいいです。ハードウェアのしくみ(トランジスタやフリップフロップ)から始まって、C言語によるプログラムやアルゴリズムまで書いてあります。この記事で紹介する中での最初の1冊によろし。


戸根勉「ネットワークはなぜ繋がるのか」日経BP社

かなりイージーにネットワークのしくみをふかんできる良い本です。今回は挙げませんが、有名なマスタリングTCP/IP-入門編-の前座によろしいかと。

杉浦光夫「解析入門1」東京大学出版会

ニュートン法が役に立った。他は知りません。あんまりちゃんと読んでません。でも面白いし詳しいからおすすめ。

齋藤正彦「線形代数入門」東京大学出版会

1、2を争う僕の微々たる数学力を構成するのに役立った本。線型空間の話はとにかく面白いです。よくわかってませんけど。ベクトルは体K上の加法群Vの元です。よろしく(適当)
回転行列なんかはエンジニアやってても役に立つんじゃなかろうか。機械学習やるならやっといた方がよろし。

Seymour Lipscchutz「離散数学ーコンピュータサイエンスの基礎数学(マグロウヒル大学演習)」成嶋弘訳 Ohmsha

集合論とか論理学的な話は日常生活でもバリバリ役に立つっす。今回挙げる数学の本の中では1番オススメ。写像についても書いてある。写像?なんすか写像って。形式言語は簡単なコンパイラを作って遊ぶ時の理解に役立った。あとグラフやら群環体についても書いてある。素晴らしい一冊。

山本陽平「Webを支える技術~HTTP、URI、HTML、そしてREST」技術評論社

Webの入門書には最適なんじゃなかろうか。Webはあんまりわかんない。卒業研究でIoTシステム(笑)を作ったけど、それより前に読んどきゃよかったと思った。繰り返しですが、在学中はほとんど勉強してないので、これら本も読んだのは卒業後です・・・

Noam Nisan他「コンピュータシステムの理論と実装ーモダンなコンピュータの作り方」O'REILLY

単純に面白い。ナンドツーテトリスで通ってると思う。NAND回路からテトリスを作ります。NAND回路については先述の「コンピュータのしくみを理解するための10章」にも書いてある。パイプラインについて書いていない致命的な欠陥がある。

結城浩「数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー」SB Creative

数学ガールは買って読んだのはこれだけだけど、読みやすくてよろし。ビットとバイナリーはITの基礎かな(適当)。暇なら読んでみると点数上がるかも。

宮崎修一「グラフ理論入門:基本とアルゴリズム」森北出版株式会社

簡潔安い薄い。R.J.ウィルソンが有名だけど、長ったるいから完結にグラフやりたい人はこっちの方が良いかも。某石神さん「四色問題を知っているのか?」

坂井修一「コンピュータアーキテクチャ」コロナ社

薄い。楽しい。パイプラインについて書いてある。

RANDAL E. BRYANT他「Computer System: A Programmer's Perspective」

洋書。邦訳は「コンピュータシステム プログラマの視点から」。邦訳は本屋でたまにみる鈍器。17kくらいする高い。原著は5か6kくらいだったのでこっちを買った。半分くらいしか読んでないけど、正直、大学の授業受けるよりこれ読んだ方がいい。2進数の話とか、ネットワークの話は試験に直接役に立つし、optimizationの話もアルゴリズムで役に立つと思う。ただ1000ページくらいあるので基本情報の勉強に頭から読むのはお勧めできない。

パターソン&ヘネシー「コンピュータの構成と設計 上」日経BP社

通称パタヘネ。上記のComputer System: A Programmer's Perspectiveと内容は似てるけど、こっちの方がハードウェア寄り。下巻は読んだことない。読み物としてお勧め。

ヘネシー&パターソン「コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ」星雲社

通称ヘネパタ(パタヘネと区別)鈍器。コンピュータに携わる人なら一読した方が良いと聞いて。半分くらいしか読んでない。他の鈍器もそうだけど、頭から読むよりも章ごとバラバラに読みたいときに読むのが良いと思う。シリコンからCPUを作る話とか、メモリヒエラルキーの話とか、畳み込みニューラルネットワークの話まで載ってる。オンラインの付録の方が分量多い謎。オンラインの付録は英語のみ。ただ基本的なことはパタヘネ参照。

藤原暁宏「アルゴリズムとデータ構造(情報工学レクチャーシリーズ)」森北出版株式会社

アルゴリズムの一冊めにお勧め。わかりやすい。アルゴリズムはこれでなんとかなる。

杉原厚吉「データ構造とアルゴリズム」共立出版

楽しい(書くの疲れた)
わからない所を調べられる器量がある人なら、アルゴリズム1冊めから世界で戦うプログラミング力を鍛える本でも良いかもしれない。

基本情報対策に3冊選ぶなら

馬場敬信「コンピュータのしくみを理解するための10章」技術評論社
藤原暁宏「アルゴリズムとデータ構造(情報工学レクチャーシリーズ)」森北出版株式会社
戸根勉「ネットワークはなぜ繋がるのか」日経BP社

でもやっぱりキタミ式

終わりに

書くの疲れた
データベースの本はほとんど読んでないからわかんないけどこれが良いらしい。読みたい。あとこれも。
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