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バラ園

今まで興味がなかったのに急に気になってしまうなんて事が最近よくある。
その中でバラ園に関することを書いてみようと思う。

空いた時間にすることといえば大体本を読むかスマホを見るかの2択になる。
何か乗り物に乗っていれば景色を見ることもあるがそうでなければこの2択になる。
5月の初旬出かけ先で本を読み終えてしまい次に読む本も持ち合わせていなかったので、スマホを開きインスタを見ているとバラ園の紹介をしている投稿者を見ていた。
5〜6月に見頃という紹介をしており、
普段なら「そうなんだ」と思うだけで通り過ぎてしまうがこの時は違った。
「行ってみたい」「見てみたい」と思っている自分がいた。
実際に1週間もしないうちにその紹介されていたバラ園に行ったのだ。

バラ園に行くのは初めてではない。
子供のころあるバラ園に年に1度は行っていた。
当時住んでいた家からは少し遠くドライブをしながら行っていた記憶がある。
今回行ったバラ園は当時行っていたバラ園ではなく現在住んでいる地域から
電車で乗り換えを2回しても1時間はかからない場所にある。
普段乗り換えを極力避けているのだが、今回はバラ園に行きたい気持ちが強くなっているので乗り換えも気にならなかった。

バラ園最寄駅に着くと案内が1ヶ所あった。
簡素な案内で少し不安を感じたが、
とりあえずそれを記憶しそれを頼りにバラ園に向かった。
風が強く晴れているのに風だけは台風並みにあった。
髪が風でいろんな方向から顔にかかり、
更に舗装されていない駐車場の砂埃もダイレクトに目に入った。
バラ園と優雅なイメージがあるとこに行くのに決して優雅ではない道のりを20分弱歩くとバラ園に到着した。
チケットを購入し入場した。

入場するとバラの香りが香っていた。
いい香りで美しい香りがする上に心地よさも感じた。
子供の時と違うと感じたのはバラの香りに感想を持ったことだ。
風の強さもこの時は役に立っていた。

広い園内をゆっくり回っていく。
咲き誇っている姿に感動を覚えながら
途中、品種に関する説明が書いてあり読んでいくと


品種改良を重ね約4万種ほどかそれ以上あるとも言われていると書いてあり、品種改良によって多くのバラが誕生している。
その中でも園芸種が多く原種と言われるものは、10種類ほどしかない。
【ワイルドローズ】【オールドローズ】【モダンローズ】と3つの種類に作成当時の年代によって分類されていて、この中でも【ワイルドローズ】は品種改良されていないバラのことを指し【オールドローズ】と【モダンローズ】は‘ラ・フランス‘というバラの誕生によって区切られている。


勉強になる。
品種改良によって多くの品種が誕生していることに驚いたのと
改良された品種の数が多ければ原種も多いと思ってたら原種の数が、
10種類というのも意外だった。
綺麗なだけじゃなく歴史もあるバラに敬意すら感じている。

一通り園内を回った後バラのアイスを販売しているお店が目に入りバラのアイスなんて子供の時に行ったバラ園で食べて以来だ。
子供の時は少し大人な味がしたバラのアイスを今また食べてみることにした。
販売所は外まで人がいて注文するのに5分ほどかかった。
注文しお会計を済ませるとアイスを手にできた。
ベンチが丁度空いたのでそこに座り
アイスを一口食べると


美味しい!


こんなに美味しいなんて…!
食べ進めていくと食べ終わりたくないという気持ちが出てきたが、食べ終わる時は食べてる以上は必ずきてしまう。
仕方ない事だがもう少しバラを食でも感じたい。
そう思っているうちに最後の一口になってしまった。

しばらく園内全体を見ていると天気があやしくなり、まだ居たかったが帰ることにした。

駅に向かう帰り道も強い風を受けていたが、
あの投稿を見ていなければバラ園の存在も知らずに
感動もせず過ごしていたかもしれない
そう思うとあの投稿主に感謝だ。


本物の香りに触れたことで人工的な香りが苦手になってしまった。


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