【SEO:5分でわかる】GoogleアルゴリズムMUMとは?
SEO対策に欠かせないアルゴリズム。
利用者が最も多い検索エンジンであるGoogleのアルゴリズムを理解することは、企業のweb施策はもちろん、個人ブロガーさんが検索結果上位表示を目指す上で非常に重要になります。
SEO対策が大変なのは、アルゴリズムが日々更新されていくことです。
そこで今回は、私の覚書として、2019年9月にGoogleから発表されたアルゴリズム「MUM」について解説します。
※この記事は約5分で読めます。
今回はこちらの記事を参考にしています↓
Googleアルゴリズム「MUM」とは
Googleは2019年9月に、「MUM(マム)」という検索アルゴリズムを発表しました。
このアルゴリズムでは、検索キーワードに対して多くの情報を考慮し、多角的な視点で回答を表示します。
そもそもアルゴリズムはなぜ必要?
アルゴリズムは、より多くの人に検索エンジンを利用してもらうために存在しています。
というのも、より多くの人に検索エンジンを利用してもらうことが、広告収入を得ることにつながるからです。
私たちが日々Googleを利用するとき、お金はかかりませんよね。無料で検索することができています。
しかしGoogleは一つの企業に過ぎません。私たちが検索エンジンとして利用している裏側では、運営するための費用(開発研究費・人件費など)などが発生しています。
Googleはどこからか運営するための費用を回収する必要があります。Googleはこれを、企業からの広告費(広告収入)でまかなっています。
つまり、Googleとしては、より多くの企業に広告を出稿してもらわなければなりません。
より多くの企業が広告を出稿したくなるための条件、それが「検索エンジンのユーザー数」です。
ユーザー数が多い検索エンジンに広告を出稿すれば、それだけ多くの人に広告を見てもらえる可能性が高まり、商材購入につながりやすくなります。
検索エンジンのユーザー数を増やすためには、ユーザーに「この検索エンジンで検索すれば、欲しい答えがすぐ見つかるな」と思ってもらう必要があります。
この「この検索エンジンで検索すれば、欲しい答えがすぐ見つかる」を作り出す仕組みがアルゴリズムです。
つまりGoogleは、ユーザーが欲しい答えをすぐに見つけられるよう、日々アルゴリズムを改良しているのです。
MUMの特徴
ここで、MUMの特徴を簡単に説明します。
特徴1「文章検索で答えが見つかる」
MUMの特徴のひとつが、複雑な質問でもその質問意図を理解した上で回答を表示してくれることです。
例えば、沖縄に住んでいる人が冬の北海道に旅行するとしましょう。このとき、このような検索をして、旅行の準備をするでしょう。
北海道の冬の気温はどれくらいか
どんな服装がいいか
雪対策 など
このように、複数回検索を重ねる必要があります。
しかしMUMでは、
「沖縄に住んでいる、1月に初めて北海道に旅行する。どんな準備が必要か。」
このような文章検索をすることで、Googleアルゴリズムが検索意図を分析し、適切な回答を表示してくれます。
検索する時、どのような検索キーワードなら必要な情報が得られるのかわからず困る瞬間がなくなっていくかもしれません。
特徴2「検索結果の絞り込み・拡大機能」
MUMには、「Refine this search」機能と「Broaden this search」機能があります。
「Refine this search」機能
refine this searchとは、「この検索を純化する」という意味です。簡単に言えば、検索キーワードに対して、より細かい質問結果を表示してくれる機能です。
いろんなサイトでは英語での表記しかなかったのですが、おそらく検索結果画面の上部に表示される「他の人はこちらも検索」に相当するところだと思います。
「Broaden this search」機能
broaden this searchとは、「この検索を広げる」という意味です。簡単に言えば、検索キーワードに対して、より広い質問結果を表示してくれる機能です。
Broaden this search機能は、サムネイル(画像)付きのカルーセルで表示されるようですが、日本語版で検索しても表示されませんでした…。(なぜ?)
特徴3「画像検索」
MUMではGoogleレンズと連携して、テキストだけではなく画像での検索ができるようになりました。
例えば、グレーの花瓶をGoogleレンズで撮影し、「似ている花瓶」と検索することで、撮影した花瓶に似ているものが表示される、といったイメージです。
なかなか言葉で説明できないものも、画像で検索できるのは嬉しいですね。
MUMの今後
ユーザーの検索を他角度からサポートしてくれるMUMですが、まだまだ改良は続きます。
大きなサムネイル表示
言語フリー
Things to know機能
などこれから本格的に実装される機能もありますので、日々SEO研究に励みたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました! サポート代はもっといいものを書くための勉強代にさせていただいています。