極寒のコーヒーイベント、それでもenjoy coffee the time.20240310
…なぜか全然眠れないので、今日のことを書きます。
というわけで、時は今日の昼、
京都駅前広場で開催中の、
コーヒーイベントにやってきました!
Enjoy coffee timeというイベントで、
簡単にいうと京都で人気のコーヒー屋さんが十店舗出店していて、そこでコーヒーを飲んだり、コーヒー豆を買ったりできる、というシンプルなイベントです。
最高ですね。
さっそく本部らしき場所で、全店共通で使える飲み比べチケット(1500円)を購入。
1杯目は、Story coffee and espresso。
コスタリカかホンジュラスの豆が選べましたが、スタッフさんの説明を聞いてコスタリカを選択。こういうイベントだと、お店より近い距離で、色々話が聞けるのも楽しいですね。
そしてコスタリカですが、めちゃくちゃ美味いです。たしかに、説明にあったような、青リンゴを思わせる、ほのかで、瑞々しい酸味があり、それに加えて甘さもあって、めちゃくちゃおいしいです。後味もスッキリしていて良い。これは早くも1杯目からベストに出会ってしまったか……
2杯目は、西院 Roasting factory。
なんとなく名前に惹かれて、気になっていました。
コーヒーは3種類の中から豆を選べて、迷った末のニカラグア。
これもめちゃくちゃ美味しいです。
お店の人が、上品なお嬢さんって感じ、と言っていましたが、たしかにこれは苦味やコクにつながる強い味がなく、何杯でも飲めそうなくらいスッキリしてます。
かといってただ薄いわけではなく、漂うのは繊細な花のような香り。果実でいうと桃とか、そんな感じでしょうか。波打ち際のイメージが頭に浮かびました。海ではなく、水質の澄んだ湖の浜辺。福島の、猪苗代湖を思い出します。
ところでさっきから会場に設営された長テーブルと椅子で飲んでいたのですが、寒さにたまらず会場を10メートルほど飛び出し、
日向に移ってからの3杯目は、
Drip and drop coffee supply。
コーヒーはパナマのパカマラ品種、ナチュラル精製のもの。これは……
一口で、南の島のやつ(コーヒー)だ!と分かる強烈なコーヒーが来ました!!
思わず、トロピカルだねえ!!!と叫びだすところでした。危ない……
味としては、一番わかりやすいのがパイナップル、でもそれだけじゃなく、黒糖とか、もっと他のものとかも、複雑に混ざり合っている感じです。口当たりも、これは今までのコーヒーとは一転、重厚なフルボディの赤ワインを飲んだときの感触に近い、というか、飲みたくなってきた……。最近飲んでないからか。
ちなみに、ここのお店は店頭で販売していたドリップバッグのパッケージが素敵でした。鳥やエイなど、動物の絵柄がシンプルなモノトーンで再現されたもの。動物の肌の模様って、綺麗ですよね。どっちがどっちかは忘れましたが、シングルのコーヒーは陸の生物、ブレンドは海の生物、みたいな違いがあるみたいです。
休憩も兼ねて、一旦地下へ。おつまみのない状態で5杯飲むのもどうかと思っていたので、パン屋でカヌレを買って、ベンチで食べます。こういうときカヌレは、京都は、とても便利です。ついでに本屋もチェック。
さて、
4杯目は、
大山崎Coffee roasters。
浅煎りのエチオピアか、深煎りのブラジルか。
そろそろ終盤戦だしいいだろう、ということで、深煎りのブラジルを選択。
深煎りだけど、極深とまではいかない、いい具合です。
甘さや華やかさは控えめですが、ナッツのような芳しさと仄かな苦み、コクが出ていて飲みごたえもある。こういうコーヒー、好きです。
さあ、いよいよ、
ラストの5杯目は、
西院 Roasting factory!!(2回目)
2杯目のニカラグアを飲んだときに迷った、ウガンダのコーヒーを極深煎りで。
リベリカという珍しい品種のコーヒー豆。
極深煎りなのと、あとクセが強そうなので、先ほどはニカラグアにしましたが、やっぱり気になって、最後にまた戻ってきてしまいました。
たしかに。クセ強っ!!
苦味も、ジリジリとした雑味もあって、あまり飲みやすいとはいえませんが、この液体の中には確かに、今までのコーヒーを飲んできて味わったことがなかった、なんとも形容しがたい独特な味が息づいています。この味が好きな人にはたまらない、そういうコーヒーなのかもしれません。
毎日飲みたい、とは思いませんが、インパクトはありますし、こういうお祭りで最後に飲むには、むしろうってつけのコーヒーだったのではないでしょうか。いやー、飲んだ飲んだ。
京都タワー。
うん。
途中からなんとなく気付いてはいましたが、今夜眠れない原因、明らかにこのイベントじゃん……。
まあ、収穫がたくさんあったので良しとしましょう。
おやすみなさい。
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