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【番外編】チャトラコーヒー

懐かしい、ここはどこだろう、

深夜バスでの浅い眠りから醒め、コーヒーを求めて立ち寄ったカフェ、チャトラコーヒー、店構えはキレイで新しそうだが、外に古本の棚が置いてあったり、店内の机と椅子が古き良き学舎のそれであったりと、懐かしさを漂わせる店、朝早くから、常連客や店主の知り合いと思しき人々が続々と、というほどの勢いはないが、ポツポツと、しかし途切れることなく顔を見せにくる、地域に根付いた店がもつ、温かな人の流れに、旅人の僕は憧れを感じていた、

ドリップコーヒーは2種類、軽いものかしっかりしたもの、どっちが良いですかと聞かれ、朝だし、なんとなく気分的に軽い方を選択、それからプリンも頼んだ、
コーヒーはエチオピア、たぶん、中浅煎りくらいの豆だと思う、華やかで、フローラルな香りが楽しめつつ、ややとろみのある飲み口で、おそらくは微分由来であろう、良い意味での雑味が、きつい酸味を抑制し、穏やかな味わいにしていた、抽出のときに金属のメッシュフィルターを使っていたように見えたので、それがこの味わいに寄与しているのかもしれない、それにしてもプリンがでかい、俺の〇〇シリーズの影響を受けたのか、でも美味すぎてすぐに完食した、それにしても、なんだろう、何かが足りない気がする、いや、お店に不満があるわけではない、ただ、ここなら当然あって然るべきというか、風土の特性というか、なんだろう、うまく言えないけどつまりこういうことだ、

おおおおおおおおおおおおおおおお、

沼津さいこーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

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