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赤銅色のはなし 20220608

宅急便でいつも向こうから来てもらってばかりでは申し訳ない。そんな気持ちが募り積もって、豆を買いに出かけました。

スペシャリティなコーヒーを扱うお店で購入したのがこちらの「赤銅色」。店主がつくったオリジナルのブレンドだそうです。名前といい、シールの絵のデザインといい、どことなくエキゾチックな感じ。

帰ってくると、NさんとHさんが廊下に座りこみ、なにやら話し込んでいる様子。そこへ僕がコーヒーをふるまうという流れに。……何でだ?

まあ話し込むといっても、いつもの調子でNさんの話が長すぎて色々こじれているんだろう。そんな時空をcoffeeでbreak.

さて、

どんな色を見せてくれるんだ?

口あたりはまろやか。浅煎りではないので苦味はある。が、ズシンとくる重々しさはない。後味はすこしカラッとして、テイストとしてもほうじ茶のようなこうばしい香りがする。これならお茶うけは何がいいだろうか。そんなことを考えていると、向こうからやってきた。

フィナンシェだ。フィナンシェの匂いがする。

それはちょうど一刻前に僕にお茶うけを探させた、まさにそのお茶の中からやってきていた……


と、実際は勿論これはコーヒーで、僕はこれを人に飲んでもらうために淹れたのでした。普段使っている空色のカップと、たまに使うべっこう色のセット、そして僕の分はカップが足りないのでワイングラスに、それぞれ注いでいきます。2人の分は好みに合うか分からないので、きもち少なめで。まあ、美味しいので僕がたくさん飲みたいという気持ちもなかったとは言えません…。スーパーで安売りしていた雪塩ちんすこうと一緒に持っていきました。

Nさんの話はいつにも増して長く、その後3時間以上喋りつづけました。

コーヒーが花を咲かせてしまったのでしょうか…

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