ディキンソンを祝して
みなさん、こんばんは。
個人的な趣味でエミリー・ディキンソンの詩を訳していたのですが、
ついに先日、
訳した詩が50篇になりました!!
いやー、めでたい。飲みましょう。
はい乾杯〜。
……。
「ディキンソンを祝して」というタイトルにしたのに早速自分のお祝いみたいになってて恐縮ですが……
やはりせっかくの機会ではあるので、このまま、思い出を振り返りながら、飲みつつ、書いていきたいと思います。謙虚な気持ちで。
よろしくお願いします。
いちばん初めに投稿したノートの日付を見てみましょう。
2021年7月21日。
約三年前ですね。
あまり長い詩は選ばず、
(というか選べず)
短いものから選んで訳してきましたが、
それにしても、
長い時間がかかったなあ、という感じです。
書きはじめた頃は働いてなかったので時間があり、
ディキンソンの英語の詩を読んで訳すという、
そればかりやっていたので、
50篇なんて案外すぐ終わるんじゃないかという気もしたのですが、
そんなことはなかったですね。
しばらくして長野で働きはじめ、
辞めてまた実家に戻り、
その後京都に来てからの、
ようやくの50篇。
長かった…
その間、詩の翻訳ばかりやってるわけにもいかなくなり、
想定以上に長期にわたる取り組みとなったわけですが、
そのことによって、
当初、こういうふうに書こう、と思っていたスタイルは徐々に崩れ、
変わっていったように思います。
かんたんにいうと、
当初はもっと詩そのものと、
そこから読み取れる詩人の影ともいうべきイメージ、
この二つを純粋に尊重していて、
僕自身のことと詩が触れ合わないように努めていました。
ところがだんだんそうもいかなくなり、
自分の人生での経験、
出会った人や、
体験した物事に言及し、
詩と触れ合わせる、
そんなスタイルになっていきました。
どっちの方がよかったとか、
どうしてそんなふうに変わってしまったのかとか、
それについて書くこともできますが、
まあ今はひとまず、
ノート全体を振り返ってみると、
現実の自分が行く先々で見たもの、
聞いた音、
出会った人、
それらの影響が様々な形で反映された、
これはこれで面白い、一つの読み物になったかなと思っています。
Amazonで探して買った全詩集。
枕にするのに、ちょうどいい大きさです。
引っ越しのたびにほとんどの本は実家に置き去りにしてきましたが、
この詩集だけは、
長野にも、京都にも、持っていきました。
思い出がいっぱい詰まった枕です。
ついでに本棚をいじっていたら、
こんなのも出てきました。
対訳ディキンソン詩集。
ああ、そうだ、
そういえばなぜ当初から漠然とながら50篇訳せたらいいなーと思っていたのかというと、
岩波文庫から出ているこの『ディキンソン詩集』に載っている詩が、
ちょうど50篇だったからです。
一度は読みましたが、
影響を受けないように、
再読は今まで控えてきました。
ですがこれからはまた懐かしい気持ちで、
開いてみるのもいいかもしれませんね。
うん、なんというか、
全てが懐かしい。
今はそんな気持ちでいっぱいです。
こうして振り返ってみると、
色んな縁がかさなって、
僕のこの活動につながっていったのだなと改めて実感します。
無職のころ、
同じく無職時代を経験したことのある友人や後輩と話をする中で、
仕事じゃなくても、何か仕事のような、
自分は今これに取り組んでいる、
そう言えるようなものが欲しいと思ったこと。
僕に、noteを始めたら、と言ってくれた人。
わざわざ遠いところまで会いにきてくれて、
岩波文庫のディキンソン詩集を買うときに一緒に本屋に行った友人。
そして僕にディキンソンの名前を教えてくれた、
塾の先生。
はじめるだけでも、
これだけの人たちのおかげでした。
そして続けてこれたのは、
応援してくれた友人、
そして、
このノートを読んでくれたみなさんのおかげです。
特にコメントは本当に励みになりました。
苦労や工夫を重ねてできあがった文章を面白がったり、楽しんだりしてくれる人がいると実感できたことは、文章を書く支えになりましたし、ただの趣味だから、といって、気まぐれに投げ出さないようにしよう、とも思わせてくれました。
もらえた時の嬉しい気持ちと一緒に、
コメントをくれた人のことはちゃんと覚えています。
本当に、ありがとうございます。
さて、
そろそろ紙幅が、
というか体力がなくなりそうなので、
この辺りで筆を置こうと思います。
いまいち支離滅裂で、
まとまりに欠ける文章になりましたが、
まあ今書いておくことが大事だと思うので、このままにしておきます。
読んでくださり、ありがとうございました。
ノート自体はこれからもなんとなく続けていくつもりなので、
よかったらまた見てください。
最近はコーヒーのことばっかり書いてますが…というか、書かざるを得ないんですが、他のことも書きたいなーと思っています。
それでは、おやすみなさい〜。
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