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【Bar】スマートにオーダーする方法

初めまして。
バーが好き過ぎて、バーに通う為にサラリーマンをやっています。

バーって本当に居心地が良いんですよ。
例えば、仕事でトラブルがあった日、バーに入る前は気持ちがどんよりしていても。お店を出る頃には、不思議と明るい気分になっています。

勿論、お店によっては、一杯1000円だったり1500円以上する事も普通にあるので、とにかく酔えれば何でもいいという人には、理解し難い面もあると思います。

ただ私は、趣味として、サードプレイスとして、贅沢な時間の過ごし方として...、バーで飲む楽しさを知る事が出来て、良かったと思っています。

そんなバーやお酒の事に、少しでも興味を持って頂けたらと思い、noteにしてみました。

有り難い事に、お世話になっているバーテンダーの方々に、
『●●さんは、どこのバーに行っても大丈夫ですよ!』
と言って頂けています。
そんな私が客としての立場から、バー(特にオーセンティックバー)で気持ち良く過ごす方法を伝えていければと思います。


◆バーでスマートにオーダーする方法

バーの敷居を高く感じる理由に、
何をどうオーダーすればいいのか分からない
という点があると思います。

(メニューが無い事が多く、あったとしてもどんなカクテルか分からない...)

他には、予算感やマナーのNG集といったところでしょうか (それらはまた別の機会に)。そういったバーに対する不安感を少しでも取り除ければ幸いです。

それでは、前置きが長くなりましたが、オーダーについて、3種類の方法:
(1)スバリ、お酒に詳しくないと話してしまう
(2)定番をいくつか覚えてしまう
(3)自分の好きなカクテルを伝えて、ちょっと違うものを提案して貰う
をご紹介します。


(1)ズバリ、お酒に詳しくないと話してしまう

最強の方法です。

話すとどうなるかというと...
バーテンダーの方が、お客さんの好みを拾おうと、懸命にサポートしてくれるのです。

更には、オーダーの仕方からマナーまで、バーにおけるHow-Toを丁寧にレクチャーして貰えたりもします。

以前、こんな会話を耳にしました。

バーテンダー『いらっしゃいませ。オーダーを伺ってもよろしいですか?
お客さん「実は、こういうお店初めてで...
バ『そうなんですね。何か味の好みや苦手なものはありますか?
客「うーん、スッキリしたのがいいです。苦手なものは特に大丈夫です。
バ『なるほど、例えばスッキリという表現を一つとっても、柑橘系であったり、甘みが少ないという意味で使われる方もいますが、どんなイメージでしたか?
客「甘味が少ないイメージで言いましたが、柑橘も美味しそうです…。
バ『ちなみに、炭酸は入っていても大丈夫ですか
客「はい、大丈夫です!
バ『それなら一杯目ですし、●●●という×××なカクテルはいかがですか?
客『お願いします!

この会話のポイントは、自分の飲みたいもののヒントを伝える程、バーテンダー側も客側の好みにあわせてサービスし易い、という事です。

・アルコールの強弱
・ロング or ショート
・食前 or 食後
・炭酸の有無
・甘さの種類や有無 (果物系、クリーム系など)
・スタンダード or 季節のフルーツ or オリジナル
   ...etc

辺りのヒントを伝えられれば、その範囲で提案をして貰えます。

オーダーの根幹は、自分の好みを伝えるという言葉によるコミュニケーションです。

初心者であると伝える事で、バーテンダーがより丁寧にコミュニケーションを取ってくれ、結果として好みのオーダーに繋がる、という流れが期待出来ます。


余談ですが、『私のイメージで』というのはやめましょう
(何のヒントもなく、困るオーダーの部類です)
常連客がジョークでいう類の言葉とでも思っておくのが無難かと思います。


(2)定番をいくつか覚えてしまう

同伴している人の前でカッコつけたい場合など、初心者とバレたくない人用です。

見栄を張ってもロクな事は無いので、初めての方にはお勧めしませんが、この辺りを覚えておくと使い勝手がいい、というカクテルをリストアップしました。
(私の独断と偏見によります)

具体的なテイストは、説明するとキリがないので、気になるものについては、Googleでレシピを調べて想像してみて下さい。
(アルコールの強さS>A>B>C>D、一言コメントを添えておきます)

基本的には、アルコール弱め→強め、ロング→ショートの流れでオーダーしましょう。

■ロング:ゆっくり飲むカテゴリー。基本的には弱め。
ジントニック  (C:バーの基本。お店によって味や作りがかなり違う)
ジンリッキー  (C:ライムでスッキリ炭酸系)
ジンフィズ   (C:上品な甘さのレモンサワー)
モスコーミュール(C:生姜感ガッツリ。居酒屋のそれとは別物)
ソルティドッグ (C:塩味が好きな人はグラスを回しながらどうぞ)
ソルクバーノ  (C:キューバの太陽という意味。夏の定番)
スプモーニ   (D:男性が頼むと可愛い過ぎ?私は好きです)
シェリートニック(D:軽めのものを飲みたい時に)
フレンチ75   (A:ジンフィズのシャンパンVer. かなり強い)
ゴッドファーザー(S:オンザロック。アルコールのアルコール割)

■ショート:サッと飲むカテゴリー。逆三角形グラスのアレ。
ギムレット   (A:バーの基本。お店によって味や作りがかなり違う)
ジャックローズ (B:ショートの中では優しめ)
バンブー    (B:シェリー酒の独特な香りと余韻)
サイドカー   (A:ブランデーベースと言えばこれ)
ホワイトレディ (A:サイドカーのジンVer. 名前が素敵)
マルガリータ  (A:グラス縁のスノースタイルがとても綺麗)
グラスホッパー (B:デザートカクテルその1。チョコミント)
アレキサンダー (A:デザートカクテルその2。ミルクチョコ)
マンハッタン  (S:カクテルの女王。美しさと味わいを兼ね備える)
マティーニ   (S:カクテルの王様。飲めずに放置する人はダサい)

【オーダーの一例】
・ジントニック → ギムレット → マティーニ
(ALLジンベース、バーの王道カクテル)
・ソルクバーノ → マルガリータ
(ラムとテキーラベースで、夏っぽく)

前提として、好きなもの好きなように頼めばいいのですが、
テーマや自分なりの定番コースがあると、オーダーしていて楽しいです。

注意して欲しいのは、泥酔したり、トイレを汚したり、飲まずに放置する事の無いようにしましょう。


(3)自分の好きなカクテルを伝えて、ちょっと違うものを提案して貰う

(1)と(2)の組合せ・発展形です。

例えば、こんな感じに伝えます:
客「ギムレットのような気分なんですけど、違うものが飲んでみたくて…

そうすると、
バ『●●は試された事ありますか?××ベースに△△と□□で~~な感じです。

のように提案して貰えます。

興味がわけば、「それでお願いします!」でいいですし、なんとなくイメージが違ったとしても、(1)の会話のように、自分なりのイメージやヒントを補足していけばいいですね。

私なんかは、正に上記のオーダーで、ブロンクステラスというカクテルを頂きました。カクテル自体は、ギムレットとマティーニを足して2で割ったようなレシピです。

客自身も何を飲みたいのか曖昧な時に、好みを外さない範囲で、新しい発見と驚きを与えるところにプロフェッショナルを実感して頂けると思います。


最後に...

ここまで、バーでオーダーするイメージは持って頂けたでしょうか?

ウイスキーなどカクテル以外をオーダーする時も、基本的には(1)(2)(3)でいいのですが、反響があれば別記事(定番系も含めて)にまとめてみようと思います。


カウンターの向こう側に立っているのは、お酒と接客のプロフェッショナルです。

そこまで難しく考えずに、まずは身を委ねて楽しんでみてはいかがでしょうか?

ぜひ気軽に、でもちょっとだけ緊張感をもって、バーで贅沢な時間を過ごして頂ければ幸いです。


ここまで読んで下さり、ありがとうございました。DMやコメントで、感想や質問など頂けたら嬉しいです。

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