【随筆】真夜中の音楽

物事を深く知るには時間がかかる。

音楽でも文学でもそれは同じだ。

僕はCDを集めることが好きだ。

休日は気の赴くままに聴きたい音楽をCDプレイヤーにセットし、再生する。

ジャズのアルバムを買い集めるようになってしばらく経った。
持っているアルバムも、少しだけ増えたがタイトルも言えないアルバムがほとんどだ。

だが、どのアルバムにどの曲が入ってるか。
このアルバムにはどんな良さがあるか。

それだけははっきりとわかる。
奏者の名前や発売された時期、経緯などはもっと時間をかけて、深く知っていきたい。

今枕元に置かれているアルバムは最初に買ったジャズのアルバムだ。

少しずつ、時間をかけて、リスペクトの気持ちを忘れず知識を深めていこうと思う。

だが大事なことは知識を深めることではない。

良い音楽に身を委ねることだ。

ジャズは真夜中の音楽であるという言葉を見かけたことがある。

僕にとってジャズとは、良い音楽。あるいは宵(よい)い音楽と言えるかもしれないー。

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