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信頼関係を築くための就活面接の準備について

わたしは、就活面接の準備として自分の容姿や言動から「どのように面接官に信頼してもらうか」に意識を集中させるべきと考えています。
 その一方で、「質問にはどう答えたらいいか」に強くこだわる学生たちをみてきました。事実、「自分の弱みはこう答えろ」とか「短所はこう答えろ」というような、ゲームの「攻略本」のようなアドバイスは検索するとたくさん出てきます。
 正直言うと、それらのアドバイスを真似ても「ほとんど意味ない」ことだと思っています。むしろ自分らしさを損なうこともあります(アドバイスが無意味ということではありません)。
 これから面接に臨む方にはぜひ、「なぜほとんど意味ない」のか理解してもらえたら嬉しいです。


①初対面の人から信頼してもらうための要素


ずばり、面接官の立場で「信頼できそう」な人は、「どれだけ腹を割っているか」だと思います。互いに初対面なのですから、「良いこと」や「かっこいい」ことばかりだと疑いたくなります。面接官からすると、そんな良いことばかりだと半信半疑どころではありません。だって、サクセスストーリーや「かっこいい生き方」ばかりが世に溢れているとは考えられないから。弱い自分、できない自分、心が挫けそうな自分こそが本当の自分だとさえ思うくらいです。面接官も似たようなことは考えているはずです。
 ゆえに、時間と情報が限られた状況の面接においては、しっかりと腹を割って話すこと(自己開示)こそが信頼を得るための要素だと私は考えます。中途半端な自己開示ではダメです。百戦錬磨の面接官はすぐに感じ取ってしまいますから。
 

②信頼を得るために「ことば」が果たす役割


「ことば」が果たす役割で悩ましいのは、同じことを言っても人によって伝わり方(解釈のされ方)が違うことです。「あの人なら冗談で終わるのに、わたしは冗談では終わらない」とか「あの人なら軽く流して笑って終わるのに、わたしなら大事になってしまう」などです。
 誰が、どんな状況で、どのように発するかによって、同じ表現でも相手の受け取り方は全く変わってしまうのです。
 「ことば」は真意を隠すためにも使われてしまうことから、発する「ことば」だけに焦点を当てても、面接官からの信頼を得られるとは言い切れないのです。
 とすると、人が言ったことでうまくいったとしても、同じように自分が言ったとして、うまく行くとは限らないのです
 だから、自分よりも言語化スキルが高い人と一緒に、どこまでも自分らしい表現(借り物ではない表現)を追い求めるのが最も理にかなった対策と私は考えています。

③面接でちゃんと自己開示するための準備と心構え


自己開示はなかなか難しいことです。特に面接のような場では。緊張するし、おっかないし、初対面だし。それでも面接の場で求められる自己開示をするためには、次の準備と心構えが必要だと考えます。

①あらかじめ用意した原稿を暗唱しない

②「常識」や「人が言ったこと」だけをもとに面接対策をしない

③自己開示して良い評価を得られないところは「縁がない」と考える

④かっこつけない、卑下もしない

必要なのは自分らしさです。だから実際に考えたこと、感じたこと、見たり聞いたり、触ったりしたことを何よりも大切にすべきです。これが面接で対応する時の基本だと考えます。だから、かっこつけるのもなしです。これまで考えたこともないのに、さも考えていたかのように言うことや、思ったこともないのに、思っていたように言うのもなしです。
 それで仮に内定が得られないとしても、それは「縁がなかった」と考えるほうがいいと思います。無理して入職してもつらいだけですから。本当の意味でハッピーにはなれないと考えます。
 以上を踏まえて、冒頭で「攻略本のようなアドバイスを真似ても意味がない」とお伝えした理由について、少しはご理解いただいたでしょうか。
 一人でも多くの方が、自分らしい表現と出会ってハッピーになられることを心から願っています。

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