温故知新

特撮作品って結構長いこと放送されており、歴史あるシリーズです。

私も結構長いこと見てますし、Twitter等で特撮好きな人と交流したり、情報交換をしております。

そのような長い歴史ある作品には少なからず一定数の懐古厨と呼ばれる「昔は良かった」等の発言が多く、現行の作品に否定的な意見を持つ人やにわかと呼ばれる浅い知識で現行の作品ばかりで昔の作品に否定的な意見を持つ人がいます。


まぁどちらも言いたいことは理解できるし、特撮作品は子ども向けでもある番組ですから自分がリアタイ(幼稚園、保育園頃に視聴)作品に思い入れが出てしまうもんだと思います。


まぁシリーズ作品ですので何十作とある中で全部が好きな人もいれば一部の作品のみが好きでも私は一向に構わないです。


これには歴史あるシリーズだからこその昔と今の違いがあるのは仕方ないことですからね。


昔やシリーズ放送開始はここまで歴史あるシリーズになるとは製作陣も考えていなかったと思いますし、当時と今では特撮技術や玩具展開の技術も違いますからね。


特撮作品はやはり特撮=特別撮影技術が必要な分、普通のテレビドラマより予算が圧迫される分、役者等の出演料を削減とまでは言いませんが今で言うゴールデンの主役等の起用は難しく、若手俳優を起用することが多くあります。
若手俳優=イケメンではありますが、イケメンと思える顔や容姿が今と昔では違いがありますよね?
初期作品の俳優達は私も美男美女とは思えないですが、当時ではおそらくそれなりの美男美女ではあったのだと思います。
おそらくイケメン俳優が好きな特撮好きな人はここで昔より今の方がいいって方は一定数いると思います。
しかし、そこに興味がない人、気にしない人はその俳優の現代やその後の活躍を機にしたり、時々ゲストで出演していた現代の有名俳優や女優に目がいったりするのではないでしょうか?

次に今と昔の大きな違いで意見が分かれやすいのがCG等の使用だと思います。
巨大ロボ戦等などは昔は着ぐるみとジオラマで再現したり、爆破シーン等は大量の火薬が用いられていましたが90年代頃からはCGの流用が増えてきましたね。(おそらく)
昔は戦闘機がただ真っ直ぐ飛んだり、旋回するのをジオラマで表現して、ロボを大きく見せるために遠近法を使った撮影をして表現しており、時代が進むに連れて四足歩行をするメカを見事に再現したりして、初めて登場した際にあの滑らかな四足歩行に驚愕した人は多くいるのではないのでしょうか?
そのような人達の中にはCGの流用、フルCGには目が慣れない人もいるのではないでしょうか?
作り物とわかっていても着ぐるみ等をリアルと感じる人もいれば、逆にCGの方をリアルと感じる人もいます。
どちらも撮影技術を活かした撮影方法であるため、見る者を圧倒していると思います。

また、巨大ロボ戦と言えば玩具ですね?
昔から玩具はメーカーの商売戦略が関わる為、最終回に新ロボが突如登場して逆転勝利って言う盛り上がりがありそうな展開はほとんどありません。(最終回に色違いが出たことはあります)
それは、メーカーが子どもに玩具が一番売れる時期=クリスマスに向けて商品を売る戦略があるからですね。
それこそ、昔は一年にロボ一台、等身大戦士の乗り物等だったのが年々、ロボが増え、ロボ同士の合体、ロボと変身アイテムやなりきり武器との連動アイテム等、商品展開が増えています。
どうしてもメーカーからの商品発売を考えたストーリー展開になる傾向にありますね。
新ロボや新アイテムの登場はやはりヒーローがピンチの時に登場や新ロボや新アイテムの開発中にピンチになり完成して逆転展開が盛り上がると思うのですが、メーカーが間髪入れずに新商品を出すとヒーローもピンチになる暇なく新アイテムや新ロボが続々登場していきます。
こう言った点でも昔と今に違いはありますね。


昔と比べ今は特撮作品だけではなくテレビそのもので見なくなったシーンもいくつもありますね。
喫煙シーンや水着シーンが現在はほとんど見られなくなりましたね。
まぁ子ども向けヒーロー番組ですからヒーローがタバコ吸うシーンはなくてもと思いますが、水着シーンが減ったのは残念ですね。
また、元AV女優を起用した悪の女幹部の露出の多いセクシーな衣装もなくなったのは残念ですね。
ここに関しては私は懐古厨かもしれません。


いくつか昔と今の特撮作品を思い当たるだけを大雑把に書いてみました。
時代が流れればいろいろ変わることもあります。
昔があっての今ですので、昔を否定したり、今を否定せず、良い点や楽しいと思うところが共有できればとおもいます。

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