TOEIC900を取得して、英語でできるようになったこと・まだできないこと

2020/9/13に受験したTOEICで念願の900超えを達成しました(925点)。
英語を勉強し始めた2年半前は、900点取得できる人はネイティブ並みの英語力なんだろうと漠然に考えたりもしましたが、決してそんなことはありませんでした(冷静に考えれば当然のことですが)。
この記事では、実際にどれだけの英語力が身についてるのかということ、逆にまだできないことの2つを、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングに分けて書いていきます。

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できるようになったこと・できないこと

リスニング

・英語を日本語に訳さないまま理解ができる。
・常識的なスピード、アクセントがきれい、内容が複雑ではない、という条件下では95%理解できる。

・映画を字幕なしで見るのは困難
・マシンガントーク、癖のあるアクセントは聞き取れない。

リスニングでできることは、英語を英語で考えるという脳が構築されているため、いちいち日本語で考えるということはありません(そもそも日本語で考えてたら追いつけません)。
話の内容も普通の速さ、アクセント、話題だったらほぼ完璧に理解できます。
逆に未だにできないこととして、映画の字幕なし視聴が挙げられます。
映画によっては理解できるものもありましたが(ハングオーバーやTEDなど)、90%の映画は字幕なしで80%以上理解するの不可能です。
また、簡単な話題でもアクセントが強いと何を言っているかすら理解できないことがあります(インド、中国、ベトナム、オーストラリアは特に苦手です)。
そうしたアクセントでもやはりネイティブは理解できているようなので、ノンネイティブとの差は果てしないと感じました。

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リーディング


・時間はかかるが、漫画は90%は理解できる。
・ネット記事なども90%の理解は可能。

・ジョークがたまに理解できない。
・一瞬で何について書かれてあるかは全く理解できない。

日本語に比べると時間と労力はかかるものの、漫画やネット記事などはかなり理解できます。
日本語の情報と比べて英語の情報量は膨大ですし、伝達も早いのは英語習得最大のメリットだと感じています。
未だにできないこととして、ジョークが挙げられます。
文化的背景などが日本人ではないので、笑いのツボが違うのはわかりますが、そもそも何を言っているか全然わからないといったことがジョークを見てると頻繁に起こります。
また、最後の一瞬で何について書かれてあるかは全く理解できない、というのは、例えば日本語の新聞の見出しを見たときに大体こんなことについて書かれるんだな、というのが一瞬で理解できるでしょう。
残念ながらその感覚は英語では未だに身についておりません。
時間をかけて集中しないと読み解けないのが現実です。

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ライティング


・集中しなくても長文を短時間で書ける。
・文法や表現についてほぼわからないことがない。

・英語でのタイピングがやや遅い。
・集中しないと5%くらいの文法ミスがある。

ライティングに関して、自分の場合は日常的に英語のメールを打ったり、ツイートしてるので、使うことに最もストレスが無い技能です。
自分から発する言葉なのでつまずくこともなく、複雑な長文もかけます。
強いて言うなら英語だとタイピングスピードが落ちます。
また、作った文章を見直すと簡単な文法ミスすることがありますが、これは日本語でも言えることでしょう。

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スピーキング


・一度話したことがある内容や意見を持っているものに対してはペラペラ。
・質問されるものにはほぼ答えられる

・知識が乏しい話題については話せない。
・ネイティブが交じるグループ会話だと追いつけない。

一番気になるのはスピーキング力ではないでしょうか。
実際どれだけ話せるようになるの?と思う方も多いと思います。
自分は話せるようになりましたが、これはTOEICを取ったから自動的に話せるようになったわけではなく、座学と同時に会話の練習も毎日続けたからにほかなりません(DMM英会話や独り言)。
とはいえ、900点を取得できるほどの知識量が頭に入ってなければ話すこともできないのでTOEICの勉強自体も役に立ってると強く言えます(よくTOEICがなくても話せる人もいるという主張を聞きますが、ちゃんと英語を話せる人はTOEICでもハイスコアを取れます)。
実際のスピーキング力は簡単に言うとフィリピン人英語講師とほぼ一緒くらいにイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
スピードはあくまでも普通ですが、正しい文法や表現を使って自分の意見を伝えられる。
ただネイティブと比べるとやはり見劣りはしてしまうというレベルです。

まとめ

今回はTOEIC900を取得した自分が英語でできること・できないことについて話しました。
昔は900取ってればネイティブレベルと漠然と思ってましたが、全然違いました。
しかしながら、幸い(?)日本人で英語が得意である人は少数派なので、英語ができるというだけで一定のアドバンテージもあります(多くの国で英語力はスキルとしてそこまで評価されない)。
今回の記事が参考になれば幸いです。


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