【映画備忘録】建築学概論
純粋なラブストーリーの映画はあまり見ないのだが、Amazon Primeを眺めていて、なぜか気になってこの映画を見た。
韓流ドラマなんて見たことない僕が、なぜか気になって韓流映画を見てみた。
■あらすじ(大雑把)
大学生のスンミンは建築学概論という授業で、ソヨンに出会う。スンミンとソヨンはお互い惹かれあいながらも、ある誤解をキッカケに疎遠になる。
卒業後、建築士となったスンミンのもとに、ソヨンがあらわれ、家を建ててほしいと依頼してくる。
二人は学生時代のことを振り返り、当時の二人の感情が明らかになっていく。
■雑感
スンミンは、勝手に一人で舞い上がったり、思い込んだりして、恋に苦しんでいる。
もう少し上手くやれよ!!とも思うが、奥手なスンミンの気持ちも分かる。
そんな気持ちでこの映画を観ていたが、特に印象に残ったシーンはエンディング。
スンミンがソヨンへの思いを抱きながらも、婚約者とアメリカに渡る、というリアルな選択をする。
映画なら「やっぱり結婚を止めて彼女の元へ」という流れも考えられる。
いわゆる映画らしい「作られたエンディング」も好きだが、今回のような「人生を表したエンディング」も好きだ。
きっとスンミンはアメリカでもソヨンのことを思いながら生きていくのだろう。
そして、ソヨンもスンミンが建てた家に住むわけなので、スンミンのことを忘れることはないのだろう。
叶わない恋とは、なんともつらい…
結局ーーー
人生とは選択の連続だ。
ソヨンがスンミンに家を建ててほしいと依頼したことに対して、スンミンが家を建てると選択した。
ソヨンへの思いもありながら渡米するという選択をした。
僕たちもいつもこうやって選択を繰り返す。
でも、
いつもその選択が間違っていたのではないか、と考えてしまう。
そして、いつもその選択が正しかったと思いたい、と願っている。
スンミンの選択も、結果的に良かったと言える日が来るのかもしれない。
叶わない恋だから、歯がゆい。
でも、だからこそ映画としては輝いて見えるのかもしれない。
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