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写真を撮って泣く日がくるなんて思わなかった。

どうしても書いておかなければと思ったけれど、なかなか書けずにいたことを、やっと書けるような気がしたので記録しておきたい。

思い出すと申し訳なさとふがいなさで、のたうち回ってしまうのだけれど、先日はじめてお金をいただいて運動会の写真を撮りに行く機会をいただいた。

仕事じたいはとても楽しかった。

いっしょうけんめい競技にむきあったり、友達を応援している子供たちを撮れることははじめての経験だったし感動もした。

けれど、それ以上に自分の技術のなさとセンスのなさに、終わってデータを渡しお金を受け取ったあと、車に戻ってから涙がとまらなくなってしまった。

まさかお金をいただいて泣く日がくるなんて思わなかった。

写真を撮って泣く日がくるなんて思わなかった。


あんなにかわいい子供たちをうまく撮れなかった後悔と反省。
もっともっと上手にかわいくかっこよくみんなを撮ってあげたかった。

お金をもらうって本当にすごい。すごいことだ。

わたしの写真にそれだけの対価があるとは思えなかった。

とにかく練習するしかない。

一生納得はできないのかもしれないけれど、今よりはいい写真を撮れるようになりたい。

運動会を撮ることは「頼むからもう一度走ってほしい」なんて絶対にできないけれど、でも運動会に限らず大事な瞬間ってほんとうに一瞬のことだったりするんだよな。

その一瞬を切り取れるか切り取れないかが大事なんだよな。

運動会の写真はのせられないけど、そのときに「もっとどういう絵を撮りたいか考えながら撮るといいよ」と言われて意識しながら撮った写真。

お金をいただいてシャッターをきるという現実があまりにもプレッシャーで、もしかしたらカメラを嫌いになるかもと思ったけれど、実際は泣きながらもっともっと練習したいという気持ちになれたから、やっぱりわたし写真を撮ることがすきなんだろうな。

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