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蓮舫の足を引っ張った蓮舫サポーターを紹介していく

 2024年7月7日に東京都知事選の選挙結果が開票され、現職の小池百合子が291万票で3期目の当選を果たした。蓮舫も参議院議員を辞めてまで選挙に出馬し、立憲・共産党の支援を受けたものの、結果は128万票を得るにとどまり、広島県安芸高田市の市長である石丸伸二(165万票)にすら敗れて3位となった。

 このような、野党第一党の支援を受けた蓮舫が、小規模市区町村の首長にすら敗北した背景には、イロモノの蓮舫サポーターたちの存在があった。「真の敵とは無能な味方である」とはよく言ったものだが、公示日前から投開票後までツイッター上で圧倒的な存在感を示した彼らのまとめ記事は見当たらず、非常に勿体ないと感じたため、この記事ではその蓮舫サポーターを紹介していく。


1.立憲・共産党

 蓮舫が立憲・共産党と表立って手を組んだわけではないが、立憲・共産党は蓮舫のために、選挙運動期間外から選挙運動にいそしんだ。蓮舫本人と枝野前代表は表立って事前運動にいそしんだが、それに負けるまいと思ったのか、原田ひろみ(共産・清瀬市議)と川内博史(立憲・衆議院)は事前運動に加えて個別訪問(ともに違法行為)まで行った。

注釈:事前運動(公職選挙法129条違反)
事前運動とは告示日前に、「どの選挙について」「どの候補者について」かを示したうえで、その候補者の得票・当選に有利になる行為を指す。なお、2024都知事選の告示日は6/28。

 さらに、私有地に不法侵入しながら事前運動する蓮舫サポーターや、新聞折込でない個別ポスティング(公職選挙法施行令109条の6違反)をする者もいたようだ。

(個別ポスティングに関する参考資料:https://www.city.toshima.lg.jp/361/kuse/senkyo/documents/h31kouhihutanzyorei2.pdf

 さらに、立憲議員が組織した「まっとうな都政をつくる会」は、明治神宮の私有地である神宮外苑の人工林の保全活動を妨害し、私有地の土地利用権を略奪することを提案している。(蓮舫も6月29日に賛同済み)

2.小野美由紀

 選挙期日の選挙運動(公職選挙法129条違反)に該当しうるグレーなツイートを投稿し、蓮舫サポーターのみならず蓮舫本人の社会的評価まで下げた。宇都宮健児の応援の際に期日になっても「餃子!餃子!」と騒いだ無法者を思い出す。

 小野氏は蓮舫を「頭のいい優等生」と評価したうえで蓮舫支持を表明しているため、本心から蓮舫の当選を願っていることが伺える。蓮舫の評価を下げるために工作したわけではないようだ。

3.矢田真生子

 蓮舫の支持を表明している矢田氏は、蓮舫以外の候補者の選挙活動方針を「(東京都民の)反知性の愚民化」と表現した。これは、蓮舫支持者以外は反知性の愚民だと書いたように受け取られる投稿である。今回蓮舫に投票しなかった者はこれを見て、今後も蓮舫だけには投票しなくなることだろう。

研究改善がんばってください

4.辻愛沙子

 蓮舫支持を表明する辻氏は、自分の気にいらない思想を持つ人(嘲笑屋・論破屋・新自由主義者)は民主主義の敵であり、蓮舫に民主主義の希望を感じ、それ以外の候補者には民主主義の希望を感じなかったようだ。なお、民主主義によって選ばれた大阪維新の会がカジノを誘致する行為は、辻氏の頭の中では民意を無視する行為にあたるらしい。自分の気に入る思想だけが民意・民主主義だと思っているのではないかと心配になる。

 しかし意外にも、蓮舫が負けることは民主主義の否定だというツイートは散見される。

5.偽ロケット団

 偽ロケット団は蓮舫の頭文字のRを使い、Tシャツやシールといったファングッズを作っていたらしい。蓮舫が着ていたシャツもおそらくこれであり、おじま都議によると、偽ロケット団は街中にRのシールを貼って回ったようだ。

シールを受取った人たち
街中に貼られたシール
シャツにRの文字

6.Atsuko S

 蓮舫に投票しなかった人は、自分が損してでも他人の足を引っ張る、自分で考える頭がない人だという考察を投稿。さらに、小池百合子の当選が発表された直後には、民主主義を破壊するためにリコールまで計画していた。

Atsuko S氏が蓮舫支持者である証拠

7.白坂和哉・立川談四楼

 小池百合子の選挙演説が罵声によって妨害され一時中止に追い込まれたことについて、白坂氏はこれを「民衆の怒り」と表現し、この違法行為(公職選挙法225条2号違反)を擁護した。
 また、立川氏も有権者の「小池百合子の演説を聞く権利」と小池百合子の「演説する権利」の存在を認識できず、このような違法行為を支持した。この結果、蓮舫サポーターは犯罪者とその擁護者の集団であるという認識がツイッター上で形成された。

8.Chisato

 Chisato氏は蓮舫が石丸伸二に敗れた原因を、有権者が男女ともにミソジニー(女性蔑視)の意識を持っているせいだと考察した。ちなみに当選した小池百合子は「密です」という流行語に代表されるように、「物言う女性」である。

9.あお

 あお氏によると、蓮舫が敗れた理由の一つは、貧困出身の元ヤンが小池百合子に投票したせいだという。そして彼らが小池百合子に投票するのは、彼らが自分の頭で考える力がなく、多数派に迎合することで多数派に見かけだけでもいいから所属したいからだという。
 この投稿によって貧困出身者や元ヤンたちは馬鹿にされたと感じ、蓮舫を嫌うようになるだろう。

ところでれいわ支持者の年収って…

10.おきさやか

 東京大学教授のおき氏は、蓮舫の外国「風」の名前のせいで、日本人の大半を占める「意識の開かれていない人」によって落選したと考察している。蓮舫の日頃の政治的態度がおき氏の視界に入っていないことはさておき、その「意識の開かれていない人」と、気に入らない同業者を非○(inhumanities)呼ばわりしたおき氏との間で、「意識の開かれていない人」大決戦をしてほしいところである。それとも、他候補者の支持者をレイシスト呼ばわりしたおき氏と、気に入らない同業者を非○呼ばわりしたおき氏との間で試合を組むべきか。

解説
 非-人文系の英訳は"non-humanities"である一方で、inhumanitiesの和訳は「残虐非道」である。だから、おき氏の言う"inhumanities"の意味は、文脈上、非-人文系よりもはるかに非○(-文系)に近い。より正確に言えば、非-人文系と非○-文系のダブルミーニングであるが、いずれにせよ東大教授が税金でこのような言葉遊びを研究しているのかと考えると非常に残念である。

11.中村眞大

 中村氏は、明らかに蓮舫を見ていないただの通行人の山を写真に収めて、「蓮舫の演説」「すごい人」とだけ書くことで、あたかも蓮舫の演説のために大勢が集まったかのような表現をした。印象操作ともとれるこの投稿には、蓮舫サポーター4000人のいいねが集まったが、非蓮舫サポーターからは盛大に馬鹿にされた。

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