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かつて海へと繋がっていた線路がある駅 黒山駅 白新線から見える風景 第5回


佐々木駅を超えると見えてくるのが黒山駅だ。他の駅と比べても明らかに閑散としているこの駅は他の駅にはないある特徴がある。果たしてそれはどんなものなのか?見ていくとしよう。

1.歴史

1957年(昭和32年) 開業

1987年(昭和62年)JR東日本の駅となったことで同時にJR貨物と新潟臨海鉄道の貨物連絡運輸が開始。

2006年(平成18年) ICカード「Suica」の利用が可能となる

2.特徴

構内MAP



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駅近くにある鉄橋。黒山は道が複雑でここを通らないと県道26号線にでることができないのだが道幅が狭く対向車が怖いのが気になるところ。

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 鉄橋の上から見た黒山駅。小さい駅とはいえホームは割と長い。

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駅前の駐輪場。とんがり帽子みたい屋根が特徴的。

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他の駅と違い駅前は白新線の駅の中で一番狭い。ザ・田舎って感じだが駅舎が2015年に改装されておりおしゃれな見た目をしている。

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入口の隣にはスロープが設置されている。

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中には西新発田駅などにもあったSuicaの簡易読み取り機が設置されている。他の駅と違いここでは出場用のも設置されている。2つ目は見かけない装置だがこれはここから乗ったということを証明する乗車証明機だ。

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ホーム内。改装の際に路線橋も新しくなっている。

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googleマップを見てもらうと分かるが黒山駅には佐々木駅につながる路線以外にももうひとつ路線がある。これは黒山駅分岐新潟東港専用線と呼ばれていた貨物路線で現在は廃線となっている。また、写真では雪で分かりにくいが線路はそのまま残っており、踏切も何か所か残っている。

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この路線、廃線となったとはいえ線路が残っているがではどこまで残っているのか?気になり辿ったところ、車庫のような建物と除雪車らしき車両を発見。ここに停めているのかと思ったが状態をみるにここに放棄されている可能性のほうが高そうだ。そして線路もどうやらここまでのようだ。だが先にある交差点近くには踏切ぽいものが残っており過去に港まで繋がっていたことがわかる。

3.まとめ

 他の駅と比べてもとにかく小さい駅だがかつては東港方面までつながり貨物線として大きな役割を持っていた黒山駅。廃線こそしたものの形、痕跡はそのまま残っている。ちょっとロマンを感じなくはないだろうか?そんなロマンを求めてこの駅に寄ってみてはいかがだろうか?

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