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#3 人との関わりが苦手です。

私は一応営業の仕事をしている。お客様にサービスを提案している。毎日いろいろなお客様とお話をする。話しかけてもあまり返答のないお客様、話しかけたら10くらい帰ってきたお客様、そもそも全く関係のない右翼とか左翼とかの話に変えてくるお客様。様々な人が世の中いるんだなぁ。

正直、営業は苦手である。そもそも人と話すのが苦手である。話慣れていない人の目をみると、よくわからないエネルギーが持っていかれそうな気がして、直視できない。3秒くらいが限界か。
幼稚園時代、仲の良い友達がいなくて迎えに来た幼稚園バスの前で泣き出したり、
小学校時代もいじめにあって学校に行けていない時期があったし、
中学時代は辛うじていじめられてなかったけど、ヤンキー系の同級生が怖くて、いじめられないように窓際族に徹していたし、
高校時代はいじめられないっていうのがわかったので普通にしてたつもりだけど、やっぱりキラキラ系の同級生がキラキラしすぎて思うように仲良くできなかった。

大学時代から私の人生は大きく変わったと思う。大学っていろーんな人がいて、いろーんな個性のまま生きていける。
授業に出なくても怒られないし、
サークルならミーティングとか練習に毎回出席する必要もない。(したほういいに決まってるけど。)
バイトもしたかったらすればいいし、
校則だってもちろんないから、髪の毛のキューティクル死にかけてるだろ、みたいな金髪にしたってオッケー。

そういう自由さを知ったおかげで、自分が少し解放されて、人というものに興味を持ち始めていた。
だからこそ、なんか彼氏もできたし、バイトもできた。人前の発表もできるようになったから、卒論(もちろん離婚届ではない)卒業もできた。

そして、なんとかギリギリで内定ももらえた。

なんと、接客業。
今と違う会社なのだが、高校時代までの自分では考えられない、人と向き合う仕事に就いていた。

社会人4年目の今、まだ変わらず人と話すのは得意ではない。むしろ、いや。怖いもん。
それでも、人は人と話さないとやっていけないし、人と話すことで新しいことが得られてきた。きっと私は人と関わるネガティヴな面ばっかり考えていて、ポジティブな面はプラスで考えていなかったのだと思う。

未だ、人と関わることのネガティヴさばっかり頭の中にある。先日書いた文章もそう。(詳しくは一つ前の「お腹が弱い」をお読みください)
自分の主張が正しいはずなのに、相手は認めてくれなかったり、テキトーな扱いをしてきたり。
それでも、人と関わらなくてはいけない。その術は自由で、自由には責任がつきまとう。そのつきまとう責任を面倒に思っているから、人との関わりが嫌なんだと思う。

というわけで、私は今日保険の営業さんの話を聞いて、改めて営業って大変だよなぁ、あんま営業されたくないなぁと思った次第です。自分も営業なのに。ほんと、いい保険商品なんだけど、私のこういう性格がダメなんですよね。


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